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第1話「再就職」

(ここは、どこだろうか)

目が覚めたら知らない天井というか知らない空間、ひたすらに白が広がっている。

(ああ、そうか俺死んだのか)

「ということは、ここがあの世ってやつか、ふむ

何もねぇし誰もいないな」

もしかしたら親や友人が見つかるかもしれないなんて淡い期待をこめて、とりあえず適当に歩いていたら少し遠くに人影が見えたので近づいて行ったら。

「あれは女の子か?」

おいおいおいまさかあの子じゃないだろうな、命かけて助けられませんでしたなんて冗談じゃないぞ。

「おい君」

「……」

そこそこ大きな声をだしたが反応がないな

さらに近づき姿がはっきりと見えると俺は少し安心したどうやらあの子ではないようだ。

髪は白く歳は12、3歳ぐらいに見える。なんというか少し哀れむような目でこちらを見てくる。

「ええと君ちょっといいかな、ここがどこかわかるかい?あと君は…」

「ここはいわば境界のような場所そして妾はお前のような死者の管理をしている女神じゃ」

何を言っちゃてるんだこの子は、境界?女神?

「タブチユウサクお主にはとある才能が秘められておるそしてその才を活かしこれからあちらの世界で仕事をしてもらう」

「俺の名前、なんで、というか待て待てこっちはまだ頭の整理が追いついていないだ。一体どういうことだ」

「はぁ」

なんかため息つかれた。なんだこいつ

「いいか、あまりのんびりしたくないのだ手短に説明するぞ」「えっあはい」

「まずお主はわかっていると思うが事故によって死んだその寸前お主が突き飛ばした幼女は無事だからその点は、安心しろ」

(そうか助けれたのか、ならよかった)

「そして死んだお主の魂つまり今のお主自身がここに来た本来であれば人間たちで言うあの世なるところに行くのだが、こちらの調べによりお主が才能持ちだとわかりここに繋ぎ止めた」

「なるほど経緯はわかったが先ほどから言ってるその才能ってのは一体」

「魔法を扱う才能じゃ」

「魔法⁉︎」(なんだなんだ急にファンタジー感が強まったぞ)

「その才は魔力が発生しないこちらではなんの役にも立たないが、あちらで存分に活かせるそこでお主に仕事を頼みたいのじゃ」

「もしかしてあれか、異世界転生ってやつか?」

「ああそうじゃ、そこの飲み込みが早いのは助かる」

(まあ若いとき散々そういうのにハマってたからな、なんとなく察していたよ。)

「じゃあ俺は今から異世界に行かされるのか?」

「うむ、細かい説明は向こうに行ってからにするので心構えをしておけ」

(何それ怖い。ていうかまだやるなんて一言も…)

「ええ!なんだこれ⁉︎」

女神が何やらしてると思ったら急に目の前に扉が現れた

「さぁこれで準備はできた兎にも角にも行ってこい」

「いやちょっとまっ…」ってなんだ体が吸い込まれる!

「おい待ってくれまだ何もってもう閉まってってるし

仕方ないもう覚悟決めるか!」

落ちていくようなよくわからない感覚のまま俺は無理やり自分を鼓舞して現状を受け入れさせた。この瞬間こそがまさにターニングポイントだった。

………………

「今度こそはお主を………」

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