青髪と金髪
クリスタにずっと話しかけてた青髪の若者の試合だ。
「良かったな。死んでもすぐ蘇生してもらえるみたいだし。まあ、俺は必要ないがな…」とまた対戦相手にまで話してるが、言葉だけが残って本人が消える。
消えるのではなく移動してるのだ。言葉が追いつかないほど速いのだ。
もう対戦相手の鼻先に居て鼻を弾いた。
「おい、鼻毛は切っとけよ。俺触っちまったぞ!お前の鼻毛!」と悲鳴を上げてるが、そこにはもういない。とっくに相手の後に居た。
「早く動けるけど目が良い訳じゃないから後悔すること多んだよなあ〜ゲッと思ったら、もう触った後なんだもん!」と後に言葉は聞こえるが、姿はコロシアム外まで離れてる。
「おい!さっきからチョコチョコ触れるだけで、ちゃんと戦え…」と相手がイラついて文句を言い終わらない内に相手が倒れた。
もうとっくに離れてるが拳が腹に入って倒れていたのだ。気絶しただけだが、審判員は青髪の青年の勝利を宣言した。
「女神様のお手を煩わすほどではございません。」と青髪は慇懃に頭を下げた。女神が微かに微笑む。
「次は俺だな。」金色の髪の細マッチョがスクッと立った。今まで気付かなかった。気配を消すのが上手いのだ。この男も特に強そうではない。
相手は半獣半人で身の丈3m近い大男だ。
「おい、大丈夫か?」クリスタが心配して声を掛けた。コイツも武器を持っていないのだ。
「うん?ちょっと遊んで来るわ〜」と肩と首を鳴らすとコロシアムに立つ。さっきの青髪みたいに早いとかでは無さそうだ。
相手がはじめの合図と共に突撃してきた。
圧倒的な体格差だ。どうするのかとクリスタの方がハラハラする。見物客も女性が怖くて悲鳴を上げる。
が、身体が重なった瞬間金髪男の身体が6mくらいのムキムキの巨人へと膨らんだ。
その勢いで3mの半獣半人がふっ飛ばされた。
そこにはさっきの細マッチョは居ない。牙を剥く頭が埋まりそうな程の筋肉の塊の獣がコロシアムが壊れそうな程の地響きを鳴らして咆哮した。
土煙が起こり辺りが白くなったと思ったら、その中から金髪の男が現れた。
「あの、さっきの巨人は?」戻ってきた男にクリスタは思わず聞いた。
「ああ、あの姿はもって3分くらいかな?ただのパンプアップだから、俺のは人とはちょっと違うみたいだな。」と苦笑いする。
審判員はまだ唖然としてたが、金髪男が勝利した。
次はとうとうクリスタだ。
「俺なんかよりお前が1番謎だから。能力者でも無いし、魔力に個性も感じないし。剣はチープだし。
楽しみにしてるんだ、見せてくれよな?」とニヤッとして先に勝った若者が呼ばれて行った神殿の方へ向かう。
「僕もあそこへ、女神の元へ行くんだ!そして、父さんを蘇らせて貰うんだ!」クリスタは、覚悟を決めてコロシアムに立つ。
じんましんがかゆい…少年漫画読めない人なのに…黒猫さんとヒカ碁しか読めないのに…絵が気持ち悪いから。




