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ガランディーナ  作者: たま


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4/4

クリスタの力

クリスタの相手は…ベテランっぽい男だ。かなり年上の男だ。「おい、小僧。俺はラッキーだよ。お前みたいなのに当たってな。さっきみたいな奴、たまったもんじゃない!さあ、来い!料理してやる!」と手招きしてニヤッと笑う。

「クソッ、完全にバカにされてる!」クリスタは奥歯をかみしめる。

金髪男が言ってた通り、赤髪みたいな能力者でも無いし、青髪みたいにすばしっこくもない。金髪なんて、もうあり得ない身体だった。

安物の剣で斬り掛かったが、軽く払いのけられコロシアムの壁に追い込まれる。

赤髪、青髪、金髪の若者達が女神の後に控えて立ってコチラを見てる。

「クソッ!僕だって、あそこに立たないと!

父さんの(かたき)も蘇らせて貰う事も叶わない!

僕だって…僕だって…あそこに立ちたいんだ!」男の剣が首筋にヒヤッと当たった瞬間、クリスタは目を閉じた。

手のひらを空中に強く強く差し出す。

「来い!来い!この国の空気も大地も僕の友達だ。

一人ぼっちの僕の小さい時からの友達だ!

僕に加勢して!」クリスタの手のひらの前に空気が澱み固まりドロドロと形を成していく。それは大きなガラスの手になった。鋭い爪を持つ大きな手が、クリスタを剣で押さえ込んでる男の身体を一瞬で串刺しにした。

男は魔力が逃げてクリスタルになったが、それすらもガラスの大きな手は粉々に砕いた。

見物人は何が起こったか?良く分からない。

「急に何もない空中に大きな長い爪の手が現れて男を串刺しにしたんだ。」「どういう仕掛けだ?わからん」と。

混乱するコロシアムで審判員はクリスタの勝利を告げる。

なぜか座っていた神官達が動揺する。

「静まりなさい!」女神は玉座から立ち上がり大会の終了を告げる。

「こちらへ来なさい、若者よ。」女神がクリスタを手招きする。ところが、クリスタはオロオロとその場にまだ立ちどまっている。

「あ、あの、この人は再生しないんですか?」さきほど戦った男の飛び散った破片を拾いながら女神の方を見る。

勝ちたい!とは思った。首筋に剣が当たって、殺されると本能的に思った。だが、こんな結末になるとは…

女神が首を振る。

「そこまで粉々では、本人が魔法を蓄積してなければ無理です。」審判達が複数集まり男であったものに水を掛けた。ジュージューと白い煙をあげて溶けて消えた。

クリスタはとまどう。勝ちたかった。生きたかった。自分には命が1つしかない。

空中に伸ばした手で一撃必勝を願った。

それがこんな結果になるとは…

「優しい子よ、いらっしゃい。

あなたこそ、戦士にふさわしい。白い創生の戦士クリスタ。」そう言うと女神自ら立ち上がり手招きする。

クリスタは戸惑いながら壇上へ上がった。

戦士の証、ガラスのヘッドギアを頭上にいただく。

その瞬間、見物客や神官達が一斉に拍手する。

女神に前に出され4人の戦士が揃った。

皆、観客に向かって手を挙げて応える。

クリスタはとまどいながら、自分も手を振った。


神殿の鉄塔、遥か遠方からその様子を見る黒マントの男。

「やっとか。まだまだだな。早く向かって来いよ…クリスタ」と高笑いする。

ココら辺までの話しを妹は少年誌の編集さんと打ち合わせていたと思います。私は子育て忙しかったしね〜それから、あんまり会わなかったし。

黒いマントの男は私がつけ足し。ビィランが居ないとね〜盛り上がらないよ。

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