40.ホワイトフリル
噴水の前。
朝の公園。
噴水の水しぶきが朝日に照らされ、細かな光の粒となって舞っていた。
その中心で――
三人の戦いが続いていた。
魔法少女ピンクフリル。
メイド怪人メイディア。
バニー怪人ラビーナ。
そしてその周囲を取り囲む――
ヌギーの群れ。
黒い戦闘員たちが、円を描くようにこはるを囲んでいる。
「はぁっ!」
こはるはステッキを振った。
魔法弾。
光が走る。
ドン!
ヌギーが二体まとめて吹き飛ぶ。
しかしすぐに別のヌギーが前へ出てくる。
数が多い。
減らしても減らしても、包囲は崩れない。
そこへ――
「隙あり!」
みうの蹴り。
赤いバニー衣装の長い脚が風を切る。
こはるは腕で受けた。
「くっ!」
衝撃で後ろへ下がる。
その瞬間。
めいが滑り込む。
赤いメイド服のスカートが翻る。
胸元の開いた衣装から、柔らかなCカップのラインが揺れる。
「捕まえます」
礼儀正しい声。
しかし攻撃は鋭い。
回し蹴り。
こはるはギリギリで跳ぶ。
着地。
だがそこへヌギー。
「邪魔!」
肘打ち。
吹き飛ばす。
しかし次々と来る。
体力が削られていく。
「はぁ……っ」
こはるの呼吸が荒くなる。
それを見て。
みうが笑った。
バニー衣装の胸元。
Dカップの膨らみが弾むように揺れる。
「そろそろ限界?」
めいも静かに言う。
「包囲は完成しています」
「逃げ場はありません」
ヌギーがさらに距離を詰める。
完全な包囲。
こはるは歯を食いしばる。
(このままじゃ……)
その様子を――
少し離れた場所から。
りりは見ていた。
拳を握る。
胸がざわつく。
こはるが囲まれている。
押されている。
このままでは――
「……」
りりは決めた。
空中に浮いていたプルンを。
がしっ!
片手で鷲掴みにした。
「ぷるるる!?」
プルンが驚く。
「なにするプルン!?」
りりは真剣な顔だった。
「ねえ」
「魔法少女って」
「一人しかなれないの?」
プルンが目を丸くする。
「出来なくはないプルン!」
「でも危険プルン!」
りりは即答した。
「いい」
そして戦場を見る。
「このままじゃ」
「こはるがやられる」
プルンは慌てた。
「わ、わかったプルン!」
小さなステッキを取り出す。
「これ持って!」
「へんしんって言うプルン!」
りりは受け取った。
一瞬だけこはるを見る。
こはるはまだ戦っている。
りりはステッキを握る。
小さく息を吸う。
そして静かに言った。
「へんしん」
その瞬間。
白い光がふわりと広がった。
柔らかな魔力の粒子が空中に舞い、りりの体を包み込む。
服がゆっくり光の中へ溶けていく。
くるり。
体が回転する。
そして――
おしりが丸見えになる。
光の中に浮かぶヒップライン。
丸く整った形。
引き締まった曲線。
腰からヒップへ流れるラインが、白い光に縁取られてはっきりと浮かび上がる。
くるっ。
もう一度回転。
やっぱりおしり。
逆光の中でヒップの丸みがシルエットになり、きゅっと持ち上がった形が強調される。
陸上で鍛えたこはるに負けない、健康的で綺麗なライン。
光の粒子が背中から腰へ流れ、
ヒップの丸い曲線をなぞるように輝いた。
次の瞬間。
胸元へ光が集まる。
ふわりとした丸み。
Bカップの柔らかな膨らみ。
白い布が形を作り、胸を包み込む。
フリル付きのトップ。
胸元のリボン。
くびれた腰。
光が腰へ流れる。
そして――
腰の下。
ヒップのすぐ上で。
ふわりと白いミニスカートが形成される。
短い。
かなり短い。
そのせいで――
後ろから見ると。
ヒップの丸みがほとんど隠れない。
くるり。
最後の回転。
スカートがふわりと広がる。
その一瞬。
丸いヒップラインがくっきり浮かび上がった。
太ももには白いガーター。
脚を包む白いブーツ。
背中には――
光の粒子が集まり。
大きな羽が広がる。
白い翼。
天使のようなシルエット。
光が静かに消える。
そこに立っていたのは――
白い魔法少女。
ホワイトフリル。
りりは軽く回る。
スカートがふわりと揺れ、
後ろからヒップラインがまた一瞬強調される。
少し照れながら。
りりは名乗った。
「魔法少女」
「ホワイトフリル」
みう
「え?」
めい
「もう一人……?」
こはるが振り向く。
「りり!?」
りりが笑う。
「助けに来た」
そして跳ぶ。
白い翼が広がる。
蹴り。
ヌギーが吹き飛ぶ。
こはるが笑う。
「ナイス!」
二人並ぶ。
ピンクフリル。
ホワイトフリル。
みうが舌打ち。
「ちょっと面白くなってきたじゃん」
めい
「ですが二対二です」
こはるが言う。
「りり」
「いける?」
りり
「もちろん」
二人同時に構える。
「いくよ!」
戦闘再開。
今度は二人。
連携。
ヌギーが次々倒れる。
魔法弾。
光の爆発。
みうが驚く。
「数減ってる!?」
めいも焦る。
「まずいです!」
こはるが叫ぶ。
「今!」
二人同時。
魔法弾。
ドォン!!
爆発。
めいとみうが吹き飛ぶ。
地面に倒れる。
こはるが歩み寄る。
プルンが言う。
「今プルン!」
「装備回収プルン!」
こはるが頷く。
「了解」
めい
「え?」
みう
「待って」
こはるは迷わない。
びりっ!
メイド服のリボンを引く。
ばさっ!
赤いメイド衣装が外れる。
☆自主規制☆
めい
「ちょっと!」
次。
バニー衣装。
ぱちん。
ホック解除。
ばさっ!
バニー装備回収。
☆自主規制☆
みう
「返しなさい!」
こはるは両手に衣装。
「装備回収完了」
りりが呆れる。
「ほんとにやるんだ」
その隙に。
めいとみうは立ち上がる。
「覚えてなさい!」
「次は勝つ!」
二人は全力ダッシュで逃げた。
静かになる公園。
こはるが振り向く。
「ありがとう」
「りり」
「助かった」
りりは笑う。
「友達だから」
噴水の水しぶきが、朝日に輝いていた。
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