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39.噴水の罠

朝。


罠の日。


まだ街は完全には目覚めていない。


空は淡い青。

空気は少し冷たい。


学生マンションの前。


そこに二人の少女が立っていた。


桃瀬こはる。

そして、小鳥遊りり。


「おはよう」


こはるが軽く手を振る。


「おはよ」


りりも短く返す。


二人は軽くストレッチを始めた。


肩を回す。

脚を伸ばす。

軽い屈伸。


こはるが体を反らせながら笑う。


「さあ、行こっか」


りりが頷く。


「うん」


二人は走り出した。


軽いペース。


朝の住宅街を静かに駆ける。


トン

トン

トン


靴がアスファルトを叩く音。


こはるが横を見る。


「りり、きつくない?」


りりは表情を変えない。


「ん、大丈夫」


「意外と体力あるんだね」


「まあね」


二人はそのまま走る。


やがて公園が見えてきた。


中央にあるのは――


噴水。


今日の罠の場所。


こはるは少しだけ速度を落とした。


「りり」


「とりあえず少し離れてて」


りりは静かに頷く。


「ん、わかった」


りりはベンチの方へ下がる。


こはるは一人で噴水へ向かった。


静かな公園。


水の流れる音だけが響く。


そして。


噴水の前に立った瞬間――


ザッ!!


茂みが揺れた。


影が飛び出す。


ヌギー。


一匹。

二匹。

三匹。


あっという間に――


五十匹。


完全包囲。


こはるは小さく息を吐く。


「やっぱりね」


その時。


噴水の縁に影が降り立った。


ヒールの音。


コツン。


現れたのは――


白森めい。

そして。

兎月みう。


みうが楽しそうに笑う。


「アハハハ!」


「罠に掛かったわね!ピンクフリル!」


めいも静かに笑う。


「今日こそ捕獲します」


「逃げ場はありません」


こはるは肩をすくめた。


「そう上手くいくかしら」


みうが指を鳴らす。


「今回は逃がさないから」


めいが微笑む。


「いい声で鳴いてくださいね」


こはるはバッグを開く。


ステッキを取り出す。


軽く掲げる。


「へんしん」


次の瞬間。


白い光がふわりと広がった。


柔らかな魔力の粒子。


普段着のシャツがふわりと浮く。

ショートパンツも光にほどける。


くるり。


体が回転する。


そして――


お尻が丸見えになる。


光の中に浮かび上がるヒップライン。


丸く整った形。


陸上で鍛えた引き締まった曲線。


くるっ。


もう一度回転。


やっぱりお尻。


逆光の中でヒップの丸みが強調される。


光が腰をなぞる。


胸元へ光が集まる。


そこには――


ささやかな膨らみ。


今までよりも確かに存在する丸み。


Aカップの小さく整ったライン。


柔らかな光が胸を包み込み――


黒いボディスーツへ変わる。


ぴったりと体に沿う衣装。


胸から腰へ流れるライン。

細いウエスト。

引き締まった腹部。


光が太ももへ流れ――


黒いガーター。


脚のラインが強調される。


さらに背中側へ光が集まり――


ピンクフリル。


腰の後ろだけのミニスカート。


ヒップラインを包む。


最後にヒールブーツ。


光が消える。


そこに立っていたのは――


魔法少女ピンクフリル。


こはるがくるりと回る。


フリルが揺れる。


「魔法少女ピンクフリル!」


プルンが叫ぶ。


「決まったプルン!」


みうがニヤリと笑う。


「へぇ」


「ちょっと胸育った?」


こはるが睨む。


「うるさい」


その時。


めいが一歩前へ出た。


「では」


赤い光が広がる。


魔力が体を包む。


衣装が弾ける。


そして現れる衣装。


深紅のメイド服。


胸元が大胆に開いたデザイン。

白レースの装飾。

エプロン。


そして――


豊かな胸。


Cカップ。


柔らかな丸みが布越しにしっかりと形を作っている。


動くたびに揺れる。


細いウエストとの対比でさらに強調される。


太ももまで伸びる赤ストッキング。

ガーターベルト。


めいが軽く胸のリボンを整える。


「メイド怪人メイディア」


「参ります」


次はみう。


「じゃあ私も」


赤い光。


衣装が変化する。


現れるのは――


真紅のバニースーツ。


身体にぴったり張り付くデザイン。


胸元は大胆。


そして――


Dカップ。


しっかりとした膨らみ。


バニースーツのラインに押し上げられ、形の良い丸みが強調されている。


細い腰。

長い脚。

黒タイツ。

ハイヒール。


赤いバニー耳。

腰の白い尻尾。


みうがくるりと回る。


胸がふわりと揺れる。


「バニー怪人ラビーナ!」


挑発的に笑う。


「さあ」


「遊びましょう」


周囲ではヌギーがざわめく。


めいが手を上げた。


「行きなさい」


ヌギーが一斉に飛びかかる。


こはるがステッキを振る。


ぴかっ!


魔法弾。


ドォン!


ヌギーが吹き飛ぶ。


しかし数が多い。


みうが跳ぶ。


ハイキック。


長い脚が風を切る。


こはるが回避。


めいが後ろから迫る。


メイド服のスカートが翻る。


こはるが振り返る。


火花。


ステッキで受け止める。


三人の戦い。


噴水の水しぶきが舞う中――


本格的な戦闘が始まった。

 

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