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23話 異常な落とされ方をしたかわいそうな火蓋

視点変更はしたままです

変更点・もともとは仮面は事前にはずしていましたが折角なのでレン君には仮面だけつけた全裸変態男になってもらいました

ぱらりと壁が崩れ、先程のチンピラのような見た目をした男が走り込んでくる


実につまらない

何も考えずに突っ込むだけで驚かそうなどあまりに程度が低すぎる


爪でそのまま串刺しにしようかと考えていると、


「ゴガアアアアアァァァ!!!!」


と男が叫ぶ

すると、体が一瞬萎縮してしまう


咆哮か!


と気づいた時には既に懐に入られていた

しかし、その棒切れの振りはあまりに遅い


膝で蹴り上げて、壁の向こうへ吹き飛ばし、戻してやった


感覚からして、肋骨は半分以上折れた上に内蔵まで届いている

もう立ち上がれはしない

予定外だったが問題は無いだろう





さて、問題の勇者だが…

そちらを見ると…異様な格好をしていた



明らかに全裸だ



いやおかしくないか…

お前、俺を驚かせるってそれで良かったのか…?


仮面だけは残っているため、余計に変質者感が増大している


横を見れば先程まで着ていた服は全て畳んで重ねられており、それを杖が貫いている

靴は近くに揃えられて置かれており、中には下着などが詰められてあるようだ




………………………関わりたくない


正直、逃げ出したい



だが、決して完全に無意味であるわけでは無いようだ


今回の勇者はついに魔物と人のハイブリッド、魔人にまでなったと聞いていたが、やはりやつは樹人のようだ

生殖機などは存在しない上に木の筋のようなものが見え、あたかも鎧かのように見えなくはない

全裸になって少しでも動きを制限しないようにしたいのかもしれない…でも服の素材、布だしな…


また、肌色だからかなり不気味である



とりあえず、勇者の戦闘準備は整ったということだろう


『これこそ…道化師としての最後……!』

などという精神魔術で聞こえてきた声は無視し、ついに戦いの火蓋は切って落とされた

豆知識・男の使ってる爪はジャマダハルという武器に近い形をしている

よって戦いでは突きを多様する

手につけたちっちゃい槍のイメージ

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