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21話 無言の会話

気が乗ってきてるので二重の意味で短いですが投稿します

少しばかり、楽観視していた

なにせ俺達を殺す最大のチャンスは戦闘中だから

少しばかりの間ではあるが、戦闘後に時間が与えられた以上俺が危惧した『何者か』は、存在しないと考えてしまっていた

もしくは、あれは事故であり、元々は俺達には関わらないつもりだと


だが、やつは存在していた

足跡は、音も隠すことなくひたりひたりと近づいてくる


ここまで待ってくれたということはつまり、俺の全力の戦いを見て、それでも圧倒できるという自信があるはず


はっきり言って、絶望だ




戦いを想像してみる


ヘンゴは、無理だ

多分死ぬ。何もかもが足りない


俺も、無理だろう

薬以上の奥の手なんて持っていないし、仮面のせいで攻撃ができない。それどころか、先の戦いで魔力すら戦いに関わらない一般人と同等まで減った

魔術はもう、節約したって大した量が打てない


エビは、多分大丈夫だろう

存在が気づかれないのだから俺が逃せば少なくともすぐに死ぬことはない

でも、駄目だ。そんなことは許さん

死ぬなら道連れにしてやる




とりあえず、生き残る道は交渉しかない


そもそも、奴は俺達と友好的に関わることが目的かもしれない

誰かが洞窟の中にいたら閉じ込めたくなってしまうお茶目さんなだけで

多分きっとそうだ


隙を見せないように素早く、ゆっくりと、振り向いた




そこにいたのは王国の教会での正装をした男だった

ぶかぶかのローブの上に貫頭衣に似たものを羽織り、フードを目深に被っている


まあ、十中八九王国の関係者では無い


洞窟の天井を壊すという明らかな殺意を持って来た以上、万が一を考えて変装するのは当然だろう


大方、魔王国か聖議国だろう



奴は少しばかり髭の生えた皺の少ない口元を歪めさせると、聖議国式のお辞儀をする



はぁ〜なるほど

まずは自分の秘密をさらけだすことで信頼を得ようとしてるわけか賢いなぁ〜


…現実を見るか

少なくとも建前上では王国の人間を偽っているはずなのに聖議国式の動作をする

奴の醸し出す怪しさと合わせて考えれば、血の気の多いこの世界ではまぁ答えは一つしか無い



『てめぇは絶対にこの場でぶっ殺す』




やっぱり絶望しかないよ…

気がついたら最初の掲載から一年と2ヶ月が経ってました

なんでまだこんな序盤なんだ!?

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