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20話 断頭

魔法と魔術の違いはもう察してる人が多数だとは思うけれど、そう遠くない未来に本文で触れるのでそれで許して下さい

別に隠してたつもりでは無いけれど本当にタイミングを失っているんです


追記・折角なので彼らの物語はより深く熱く救いは少なくしてやりましたよ

折角頑張って考えたのに本編には殆ど関わらない上に触れる機会も次はそうとう後になるけれどね!

触れたとて考察要素継ぎ足すくらいに留まっちゃうけれどね!

種爆弾は大爆発を起こし、あたりには土煙が舞う


それが晴れた時、そこにいたのは腹が7割ほど抉られたゴブリンの王だった


王はもはや立っていられるはずもなく後ろに倒れ、しかし最後まで誇りは捨てること叶わず上半身は決して横にしようとしない


飛び散った血と流れ出た血とで洞窟内が赤色に染まる中、王は口を開いた



「長年…生キテキタガ、オ前ラノヨウニ弱者ガ我ニ打チ勝ツナド初メテダ。中々ニ天晴ナ者タチヨ。我ノ…負ケダ。」


一言ずつ、ゆっくりと話していく

やっぱり、なんと言うか、俺はこいつを嫌いになることは無いだろうと、今確信した


「アァ…侵入者ヨ…。君達ハ入口の見張リハ全テ殺シタカ…?」


「全員、殺した」


ヘンゴが答えた


「ソウカ…。…我ガ友、ゲ・ゴンよ…、スマなかったナ…。全ては君ノ為、されど全テは我の為。だカラこソ、道ハ違え、我は我ヲ失った。

君はもウ、そちラヘ行けたカい?あぁ、酷いコとをした…。だから、我ハ、沼に沈むだろう。けれどね、もし、白く絆されタら、そうしたら、また、来世は…君と…共に…。それだけはどうか許しておくれよ…。

今は、もう、光が、見えるんだ。泥を照らす、光が。そして、靄が…晴れたんだ…。我は今…取り戻したんだ…!

あぁ、あぁ…!侵入者よ!我に、誇り高き死を!さぁ!」


ゴブリンの王は、最初に出会った時の同族の匂いは完全に消え、そして死を願い始めた


俺は鋭利で紅く染まった鉈を生み出した。

そして、ヘンゴに渡した


ヘンゴは王の首元に鉈をあてがい、痛む脇腹に構うことなく全力で力をこめて押し込んだ


鉈は少しずつ王の首を切り進めていく


「ミィ・タ・シズェオ様に…栄光あれ!」


掠れた声で静かに王が何かを言った後、鉈はするりと首を落とした


そして、戦いは終わった






*







俺達は王の首を丁寧に布に包んだ

ゴブリンの巣の殲滅の証拠にはならないが、こいつを倒したというだけで報酬の増額が見込めるからな


そして、直ぐにそのばを立ち去ることにした


他のゴブリンが襲ってこないとは限らないから


さっと荷物を纏めた後、入口へ移動しながらヘンゴと話す


「ゴブリンの王、中々興味深い事口走ってたよな」

「確かにな。言ってたことを考えるとあいつらにも宗教があったりするんだろうか」

「どうだかな…まあ、俺は暫くゴブリンは見たくないから、関わることもそうそう無いだろ。なら考えるだけ無駄ってもんさ

それはそうと、ヘンゴ、お前本当によくやったよ。ここぞという時にあそこまで思い切りよくやれて、しっかり成し遂げられるのはれっきとした才能だよ」


俺だったら保険かけまくる。間違いない


「まあ…そういうのには慣れてるしな。それよか俺はお前があんなに強かったことのほうがビックリだ」

「俺はそんなでも無い。魔力使い果たしてすっからかんになるほど頑張ってあれだぞ。それに加えて仮面のせいで足手まといになってたしな」

「そんなことないさ。今回、お前以外と組んでたらそいつが金級くらいでないと俺は死んでたぞ」

「そう言ってくれるとありがたい。あ、そうだ。洞窟内でお前が気にな………

「おい………レン。入口が…見えたぞ」

「それは良かっ……ん?」



そこには本当に入ってきた時の入口そのものがあった

砂利が大量に増えたことを除けば、何も違わない


土砂で塞がれていたはずの入口は前と同じように口を開け、月に照らされていた




そして、ひたりひたりと足跡が響いている

よし、2章の前座は終わったな!こっからがメインだ!(血涙)


ゲ・ゴン殺害場面にて部族長(王)の描写追加しました

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