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17話 本物の王との遭遇

お気づきだとは思いますがレン君は頭は良いとは言えないけど思考速度はめちゃくちゃ早いです

ということで今回も一瞬のできごと

まあ明らかに雰囲気が違う違う

遠目にもわかるやばいやつだ


しかもなんか俺と同類の気がする



緑の巨体がドシン、ドシン、と地面を鳴らしてこちらに歩いてくる


「なあ、レン。戦うしかなかったりするか…?」


横にも大きい体つきなため横を通り抜けるにしてもちょっとは戦わないとだめそうだ


「多分ね」


ヘンゴが私、絶望してます!みたいな顔してこちらを見る


「お前は戦えないんだよな?」

「もちろん。サポートは頑張るよ」


「ということは俺があいつを倒す、と。そういうことか?」

「もちろん。応援は頑張るよ」


「不可能に近くないか?あれ明らかにやばいよな?」

「もちろん。見守るのは頑張るよ」


「頼むから頑張ることのレベル下げないでくれ…。本気でお前が頼りなんだよ…」


まあふざけるのも大概にしないとな



さあ、作戦を考えよう


仮面を指でなぞる


ヘンゴは魔物の子である影響か力が強い

だから攻撃を当てれればダメージは間違いなく通る

その上、あの巨体に洞窟の狭さからして外すことはそうそう無いだろうと言える

攻撃面は十分だ


逆に問題となるのは防御面

防御は一般人と比べれば混血の影響で多少高いが、そこそこらしい

あのゴブリンから攻撃を受ければ即死くらい楽勝でできそうだ

また、ヘンゴは素早さはどっちかというと低い

足は速いはずなのにどこか鈍重な雰囲気がある

本人も認めているし、回避には期待できない


さて、では俺は何をするべきだろう

攻撃の補助は棍棒の強化ができる

即席だが、魔力をこめればなかなかの武器になるはず

ほかにも爆薬…いや、あの種を渡せば使えるか


では一番大事な防御はどうするか

ヘンゴに木の鎧着せて…あの『樹鎧』を再現してみるか?

なら、魔術の回路を…………


って、あああぁもう!めんどくせぇな!!

もーう何も考えたくない。頭働かせたくない!

顔の呪い対処で精一杯なのにこんなに頭使ってられるか!

ヘンゴが死んだらそれは事故!俺の責任じゃないはずだ!てか知り合ったの昨日だし!もう俺だけで脱出してやろうか!?



そこでヘンゴがこちらを期待に満ちた眼差しで見ているのに気がつく

そういえば、今まで作戦を立てたのは大抵自分だったと気がついた



いや、うん

多分あいつここのボス格のはずだし、ここだけ頑張ってみるか

こいつを超えて、そこで更に状況が悪化したら一人で逃げよう

大丈夫、顔の痛みでちょっと集中力が切れただけだから。見捨てたりするのはもっと追い詰められてからって決めてただろ?

そうだ、アレヌと俺は違う、何もかも


よし



「ヘンゴ、やることは決まった」

「お、考えが纏まったか。で、どんな作戦だ?」

「ああ、お前は何も考えずにひたすらあいつを殴れ

俺が攻撃を全部受け止めてやる」

「え?お前が攻撃を全て受け止める?本当に受けきれるのか?」

「俺が受け止められないのは深い愛情、ただそれだけ…」

「いや、おい!キメ顔で言うな!アイツもう割と近いぞ!どうするんだ!」

「あ、そうだ棍棒貸せ」


貸せと言いつつ奪いとる

ヘンゴの棍棒は棘のついていないシンプルで滑らかなものだ

そして素材は…うおっ!これエルダートレントの素材でできてるじゃん!親近感半端ねえ


まあいいや。これをとりあえず魔改造する

まあすることは表面を硬くするだけだけどな。ただ、その硬さは侮れない。何せあの勇者(バケモノ)達の攻撃を多少防げるだけの硬さがあるからな

あとは…ああそうだ。アレに耐性のある生き物はそうそういないだろう

ということで俺の特製の毒が滲み出てくるようにした

主な成分は紅毒である。あの遠征の時に木をいじったついでに成分をコピーしてきた

他にも王城にいたときに植物由来の毒は色々覚えたからなかなか良質な毒ですぞ


毒の効果を高めるために棘を多少追加して、ヘンゴに返す


「おい!何してんだ!それは元々家の家宝!」

「毒が出てくるようになってるから扱いに気をつけろ」

「あ?毒?一体なんのこ…」

「そろそろだぞ!」





ついにあのゴブリンは俺たちの5m先まで歩いて来た


通常のゴブリンとは違う、時間の経った血と混ぜ合わせたかのようなドス黒い緑の肌

血走り、黄色に濁った目

変に尖り、噛み合わせの良くない牙

気持ちの悪い程に浮き出た血管

他と比べて明らかに大きい腕と拳

そして圧倒的な筋肉量


洞窟に頭をぶつけかねない大きさでありながら縦よりも横に大きい印象を受けるそのゴブリンは、

しかしそのとても知的には見えない体つきとは反対に、

質の良さそうな布を羽織り、美しいネックレスをし、輝く腕輪をはめ、頭にはこの世界の標準とは違うもののどこか王冠を連想させるものを頭に戴せていた


そのゴブリンは、錫杖に似た杖を地面に打ち付けた

シャラン、と洞窟に音が響くと後ろで壁を壊そうと躍起になっているゴブリン達の声が小さくなった



「王ノ到着ニ敬意ヲ表サヌノミナラズ、姦シク喚キ続ケルトハ…

愚カ者メ!コノ私ガ直々ニ成敗シテクレル!」


カタコトで彼は宣言した


本当は書き貯めして定期的に投稿したいけれど、自分の場合数話続けて書いていたりやる気も無いのにだらだらと書いていると、何故か展開がどんどんと違和感ましましになっていってしまうのですよね

だから一話完成するたびに投稿という形をとっていますし、気が乗らない時は書かないって決めています

そのせいで投稿は不安定ですが、どうかご理解のほどよろしくお願いします

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