15話 覚醒…?
前回から大分時間経ってしまいました。
すみませんでした。
頑張って完結はするつもりですので、そこは安心してください。
誰が完結まで見るかっ!って自分でツッコミそうになりました。
「先手を打つ!」
海堂が走り出す。
「レン、僕はヒットアンドアウェイで行く。」
「了解。」
なら俺は盾兼固定砲台か。
よし、人類の危機だ。出し惜しみは無しだ。
初披露、監視花網!
だから、俺にネーミングセンスはねぇって。
壁に沢山の蕾ができ、ゆっくりと開いていき、中からくり抜かれた眼球のようなものが現れる。
横一列に並んだ大量の監視花、それが監視花網。
普通なら脳が耐えきれなくなるところを一つの巨大なスクリーンのように映像を脳に送ることで広範囲をカバーできるようになったのだ。そのかわりその場から動けなくなり俺の視界はカバーできなくなったがね。おまけに魔力消費もかなり早い。だから普段はほとんど使えない。
続いて棘樹棍を広範囲に展開。
こちらはただ硬くした棘が松ぼっくりみたいにくっついただけのツタである。本当は根だけど。
ここまでを数秒でこなした。微調整も終わった瞬間、ブオオオオンと音がなり、空気が揺れる。そして赤蟻に寄生されている魔物達の方から血飛沫が上がる。海堂がソニックブームを起こしながら突撃しているからだ。
海堂、あんたすげぇよ。特に俺の苦手な飛行できる相手とかだけ狙ってるところとか。
モテ度ランキングで一桁代取れるくらいの気遣いだぞ、それ。
ギジジジジジジジジジジジジイイイイイイイイ
歯を打ち鳴らし多数の脚を地へ打ち付ける蟲達。
赤蟻ちゃんも準備は万端かな?
なら、俺もやるか。
棘樹棍がうねり、叩きつけられていく。
バガアアアアアアアアアン!!!
バガアアン!!!
バガアアアアアアアアアアアアアンン!!!
あちこちから破裂音が響く。
棘樹棍が赤蟻を叩き続ける。しかし赤蟻も負けてはいない。数発は耐え、壁にたどり着くものもいる。壁は少しづつ削れ始めた。
割とやばいぞ!
バゴオオオン
バガアアアアアアアアアン
ブオオン
バゴアアアン
ブオン
バガアアアアアアアアアン
敵を削り、削られ、単純ながらも、激しい戦いが続く。
しかし、それも長くはつづかない。遠距離に及ぶ壁も遂に回り込まれた
こちらに来られたら戦線が崩壊するぞ!
後ろを見れば委員長と森山が激戦を繰り広げている。
「悪しき蟲を祓いたまえ。我に敵対せし者を、聖なる光を喰らう闇の者を消し去りたまえ!」
「この不意打ちは効くだろう?」
「グギュギュギュギュギュ!!!!」
助けは無理だな。あっちもいっぱいいっぱいだ。
くそ、こうなったら大樹を生やすか、いやでも森が壊れたら本末転倒だ…。
「レンくん!解析、終わったよ!」
「!モエ、でかした!」
やってくれた!これで赤蟻には無双だ!
漂ってくるこの匂いが特効香か…
ん?何か、前に嗅いだことがあるような匂いも混じってるような……?
「…! レン君、嗅いじゃダメェ!!」
ああ、この匂いは、アレヌが付けてる香水の……
プチっと、何かが切れた音が聞こえた。
なんか無性にイライラしてきたな。
なんだ、防壁って。守ってる暇あったら全滅させりゃあいいじゃねぇか。
委員長達も、安全に戦いやがって。さっさと片づけりゃあ良いものを。
ああもう、まどろっこしい。俺が全部、可愛がってやるよ。
女性の匂いで覚醒する大変態




