Inkitt diary #6|オーディオブック化の成果とPV変化、そしてAI朗読のリアルな限界
前回、作品のオーディオブックを作ってみたという話をしました。
これは「自分が楽しい」という理由だけでなく、「サイト内での露出を増やす」という戦略的な意味合いもあります。
海外の掲示板(Reddit等)の情報によると、Inkittのアルゴリズムはオーディオブック化された作品を優先してレコメンドしてくれる傾向があるとのこと。
実際、Discoverのオーディオブック棚のかなり目立つ場所に自作を置いてもらえています(ここに掲載されるコツもありそうなのですが、現在検証中です)。これが露出アップ「第一の矢」。
そして「第二の矢」が、オーディオブック限定コンテストへの参加です。
参加登録をしてから数日経ちますが、僕の後に参加してきたのはまだ10作品ほど。やはり作成に費用がかかるためか、海外の作家さんたちもまだ様子見段階のようです。スマホを少しスワイプしただけで自作が見つかる位置にいるのは、露出面でかなり良い傾向と言えます。
1. 気になるPVの伸び
さて、一番気になるPVの変化について。
アカウント開設から約2ヶ月半、前回の記事時点では「137PV」でしたが、この3〜4日で201PVまで伸びました!確実に増えています!ついでにブックマークも1人増えました!
……ただ、正直微妙な数値じゃないですか?
これだけ目立つ場所に露出してもらっている割りには、伸びが大人しい気もします。
例えるなら、日曜の公園でギターを持って歌っていても、大半の人は足早に通り過ぎ、なんならちょっと避けて遠回りして歩かれていくあの感じ?
いや、でも足を止めて、しゃがんで聴いてくれている人も確実に数人はいるわけですから、大丈夫!まだまだこれからでしょ!
2. 聴いてみてわかった「現在のAI朗読の限界」
実際に作って自分で聴き直してみて、クオリティ面でどうしても気になる点が出てきました。
僕の作品で言えば、「登場人物がマラソンの最中なのに、息切れひとつせず平常運転のトーンで会話している」のが気になって仕方がありません……!
他の方のオーディオブック作品もいくつか聴いて回ったのですが、全体的に「感情のこもった会話」にはなっているものの、叫んだり激昂したりといった「感情の爆発」まで再現されているものは見当たりませんでした。これが現在のAI音声生成の限界なのかもしれません。
3. 海外のオーディオブック市場と、自分のリアルな感覚
AIと壁打ちで市場について議論してみたところ、「今後の海外サイトはさらにオーディオブックへ舵を切っていく」という見通しでした。ただ、日本は声優さんの文化や立ち位置が海外とは大きく異なるため、日本国内でのAIオーディオブック普及にはもう少し時間がかかるのではないか、とのこと。なるほど、言われてみればそんな気もします。
海外では需要が高いと言われるオーディオブックですが……実際のところ、自分自身に置き換えてみるとどうでしょう?
「自分ならオーディオブックで小説を読む(聴く)だろうか?」と考えると、音声だと逆に集中力が必要になりそうなので、結局『聴くのは音楽、活字は普通に読む』スタイルに落ち着きそうな気がしています。
……作っておいて何なんですけどね(笑)。
今回はこの辺で!




