Inkitt diary #2
海外の小説サイト「Inkitt」、実は最近オーディオブック(音声作品)にかなり力を入れ始めています。現在はオーディオブックのコンテストも開催中です。
自分の作品を英語のオーディオブックに変換できる新機能が実装されたのですが、試聴してみたところ、AI音声とは思えないほど、かなりのクオリティ。声優(音声タイプ)を選べるほか、セリフ部分のキャラクターボイスもカスタマイズできるそうです。
1. 気になる費用感とコンテストのメリット
ただし、この機能は現状「英語のみ」かつ「有料サービス」となっています。
かなり魅力を感じたので実際に見積もり(語数に応じて金額が決まる仕組み)を出してみたのですが……
対象文字数: 約65,000語(日本語換算で約13万文字前後/文庫本1冊分くらい)
費用: およそ3万円
コンテストの優勝賞金は「1,000ドル + アプリ内クレジット100ドル」。
僕は……もちろん泣く泣く諦めました(桁がもう1つ小さければ迷わず参加したんですけどね……!)。
ただ、金銭感覚は人それぞれですし、入賞しなくてもコンテスト期間中はサイト内での露出が増えます。「広告費 兼 オーディオブック化の費用」割り切って参加するメリットを感じる人もいるかもしれないので、情報として共有しておきます。
他の海外サイトで英語作品を持っている方ならアカウントを作ればすぐ参加できるので、興味のある方はぜひ。
2. 海外サイト未経験者へ:僕がやっている「AI翻訳&ローカライズ」の手順
「英語作品の作り方が分からない」という方に向けて、僕が実際にやっているざっくりとした英語バージョンの作成手順をご紹介します。
僕の場合は、以下のステップで進めています。
1. AI(Geminiなど)に原文を読ませて英文を作成
2. 別のAI(ChatGPTやGrokなど)で「直訳」と「意訳」を出させて比較
3. 違和感があれば、2〜5回ほど根気強く作り直して調整
なぜわざわざ「別のAI」を挟むのかというと、「原案を知らない第三者が読んだ時に、伝えたいニュアンスが本当に伝わるか?」を客観的にチェックするためです。
また、直訳と意訳の違和感を調べる中で、「この言い回しは海外の文化的に自然なのか?」を確認する作業も兼ねています。
たとえば、時代劇の「お控えなすって」をそのまま英語にすると「How do you do」になってしまうように、日本の感覚を100%直訳で伝えるのはほぼ不可能です。それなら、海外の読者に伝わる「その場にふさわしい言い回し」に変換してあげる方が、作品として面白くなると思っています。
3. 英語力ゼロでも海外投稿はできる
底辺作家なのに偉そうに色々語ってしまいましたが、ひとつの考え方として頭の片隅に置いていただければ幸いです。
ちなみに、海外サイトに挑戦している僕の現在の英語スペックはこんな感じです。
英検4級
Duolingo歴 4年
咄嗟に出てくる英語: 「ヘロー」「センキュー」「ソーリー」のみ
……どうでしょう?「これなら自分にも出来そうだな」という気がしてきませんか?
今回はこの辺で。また新しい動きや検証データが溜まったら更新します!




