久しぶりの再会
久しぶりの再会と日常へ戻るまでの短めのお話です。
翌朝、ガレル達一行が家にやってきた。
「ミリちゃん、久しぶり!元気だった?」
「ライネちゃん!久しぶり!元気だったよ!」
ラミネとミリはハイタッチを交わす。
「ミリちゃん、ライネはもう“ちゃん”って歳じゃないって」
「ライネちゃんはライネちゃんなの!」
アルドは相変わらず一言多いようだ。
「もしかしてこっちはゼインくん?大きくなったね」
「はい!」
「うん、いいお返事」
俺はリネアに頭を撫でられる。
(まさかリアルバニーに頭を撫でられるなんて……)
「え?あのゼインくん!凄い!こんなに大きくなっちゃって!私、あなたを抱っこしたことあるのよ!覚えてる?」
興奮気味のライネ。
「いや〜、それはちょっと」
「そうよね。生後半年くらいだから無理ないよ」
ライネも俺の頭を撫でる。
(いや、もうバッチリ覚えてます。あの弾む感触……)
俺が物思いにふけっていると、ガレルが話を切り出した。
「ところでヴァッシュ。手紙にはなんと?」
「ああ。やはり召集だったよ。」
「やっぱりか。全く、家庭持ちにまで召集を掛けるとは」
「ははっ。仕方ないさ。あいつも大変なんだろう」
渋い顔のガレルに、ヴァッシュは笑って返す。
「いつ召集なんだ?」
「3年後が目安らしい。俺とレリーナ、そしてライネとローゼスに召集が掛かってる」
「やっぱり、姉さんもかぁ」
反応したのはライネだった。
「あの、姉さんって?」
「ん?ラミネ姉さんと私は姉妹なのよ」
「そうなんだ」
(通りで名前が似てるはずだ)
「まさか【紅の剣士】に元研究施設の所長まで」
「それだけ大ごとなのさ。魔人の発生はな」
「…そうだな。あいつの判断も間違いではないだろう」
ガレルは再び渋い顔になる。
しばらく話は続き、
「じゃあ俺達は行くとするよ。恐らくその召集にも参加するから、また宜しくな」
「ああ。またな」
そう言い残し、ガレル達は街へと戻っていった。
「じゃあゼイン。早速、剣の稽古だ!」
「ミリもリゼリアちゃんが来たら魔法の訓練するわよ。ゼインもお父さんとの訓練が終わって余裕があったら来てね」
「「はーい」」
そして日常はゆっくりと戻っていった。
ヴァッシュとレリーナが召集されるまで3年。
その間も修行は続くようです。
次回は少し時間が進み、成長したゼインを描きたいと思います。




