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死界のネクロマンサー  作者: のんびり小僧
第2章「死者と生者の旅立ち」
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第11話「最初の出会い」

村を出て数日。


レオとガイアは、街へ続く街道を歩いていた。


「……思ったより遠いな」


『旅とはそういうものだ』


「ガイアは疲れないからいいよな」


『私は死者だからな』


「それ、ちょっと羨ましいかも」


そんな会話をしながら歩いていると、前方から慌てた声が聞こえてきた。


「誰か! 助けてくれ!」


レオが足を止める。


「人の声だ」


二人が走っていくと、街道の脇で一人の青年が魔物に追われていた。


「こっちだ!」


青年がレオたちの方へ逃げてくる。


「スケルトン……?」


青年がガイアを見て固まる。


「そいつは敵じゃない!」


レオが叫ぶ。


「俺の仲間だ!」


「仲間……?」


青年が驚いている間にも、魔物が迫ってくる。


「ガイア!」


『任せろ』


ガイアが前へ出る。


魔物が飛びかかってきた。


ガイアは腕で攻撃を受け止め、そのまま魔物を地面へ叩きつける。


「すごい……!」


青年が目を丸くする。


しかし、魔物はまだ立ち上がった。


「ガイア、もう一度!」


『ああ!』


レオが右手を掲げる。


黒い魔力がガイアへ流れ込み、身体を包む。


ガイアが一気に距離を詰める。


拳が魔物の腹部へ直撃した。


魔物は大きく吹き飛び、そのまま動かなくなった。


「……倒した」


レオは息を吐く。


青年が恐る恐る近づいてくる。


「助けてくれて、本当にありがとう」


「気にしなくていいよ」


「俺はカイル。近くの街で商売をしてるんだ」


「俺はレオ。こっちはガイア」


「よろしく」


カイルはガイアを見ながら苦笑する。


「しかし……スケルトンを仲間にするネクロマンサーなんて初めて見たよ」


「やっぱりネクロマンサーって珍しいのか?」


「珍しいどころじゃない。普通なら恐れられる存在だろ」


「……やっぱりそうなのか」


レオは少し俯く。


カイルはそんなレオを見て、少し考えた。


「でも、俺を助けてくれたのは事実だ」


「……ありがとう」


「それより、どこへ行くんだ?」


「父さんを探してる。それと、自分の力について知りたい」


「それなら街へ行くといい。冒険者ギルドもあるし、情報も集めやすい」


「冒険者ギルド……」


レオの目が少し輝く。


「そこで仲間を探すこともできるぞ」


「仲間……」


レオはガイアを見る。


『必要になるだろうな』


「そうだな」


カイルは街の方向を指差した。


「この道を真っ直ぐ行けば着く。俺も戻るところだから、一緒に行くか?」


「いいの?」


「助けてもらった礼だよ」


レオは笑った。


「じゃあ、お願いする」


三人は街へ向かって歩き始めた。


――第11話・完――

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