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腕
僕は、気絶しそうになった。
人を殺した時以上の驚きだ。
僕は、おそるおそる聞いた。
「ねえ、その…腕どうしたんだい?」
おっさんは豪快に笑った。
「ワッハハ、なあに、ちょっとミスって切られちまったのさ」
おっさんは笑っているけれど、僕はおっさんの目の奥に悲しみを見つけた。
これが、戦争か。
とりあえず一つ聞きたいことができた。
「ねえ、これからどうするんだい?」
まだ、戦争は始まったばかりだ。おっさんがここでリタイアすると寂しくなるな。
おっさんは笑いながら答えてくれた。
「残念だがここでリタイアだ。命まで失ったらどうしようもねえからな。」
僕は、泣きそうに思いながら、超短いが僕に危険さを教えてくれたおっさんに礼の品を送ろうと思う。
「これ、あげるよ 僕の故郷に伝わる伝説の薬さ」
実際は、僕が作った自家製の傷薬だけど僕が活躍してそういう事にするから嘘じゃないな。




