↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/84

ここからそろそろ真剣な話・裸と告白前

 水泳の授業って、中学くらいから女子と男子が分別される。

 小学生の頃、男しか見ていなかったのはたぶん照れ恥ずかしかったからだ。

 中学からの事は聞かないでくれ。色々ある。まあ男をガン見していたけれどね。

 あ、理由は先と同じだよ! ホモじゃない、同級に興味はない、それ絶対。

 曰く、裸は美しい。人間の生まれたままの姿、人類という生命の神秘を一番に感じることができる姿である。いや、コスプレとかも大好きだけど、むしろコスプレを脱がせることには異常なほどの嫌悪を示すけれど。

 要は裸を見せろ、と声を大にしては言えないけれどそんなことを考えたり考えなかったり。考える一割で考えない九割かな、いや本当本当、だってコスプレ好きだし。

「おやおや、飯野くん、なにかいやらしい顔をしていますよ?」

 どこかの相棒のように彼女はやってきた。藤だ。

 余談だけど俺は腐った人に区別がある。

 二次元で、そういう目的で作られた作品でだけ暴れる人はそこそこ平気。ファンからクレーム受けるような強引なカップリングはちょっと嫌。三次元にまで触手を広げる人はひどい。で身近な人まで使っちゃうのはもう藤。物質にまで妄想を広げるのはもう腐り神様。これが俺理論。

 で、俺はいやらしい顔をしてると言われた。どんな顔だよ。

「べっ、べつに裸を見せろなんて言ってないよ!」

「え? あ、うん、言ってないよ……何をいきなり言っているの?」

 あの藤すら引き気味、結構傷ついた。

「違うんだ、話を聞いてくれ。プールあるだろ、中学から男女別れるだろ、女子を見るの恥ずかしいから男子を見るだろ、するともう男子を見る機会しかなくなる。ショタコン、どう?」

「どう……って、うーん。でも、確かに異性の裸は見づらいね。それで、い、今も男子に興味はあるんですか!? は、はすはす!!」

「男子ね、男子ならある。同級には何もないけど」

「そうね、あなたはおにしょたの人だった」

「鬼ショタ? それってどういう……?」

「なんでもないよ。はすはす、いあいあはすたあ!!」

「興奮しすぎて邪神呼び出さないでよ……」

「邪神といえば、飯野氏、『這いニャル』じゃ誰好き?」

 這い寄れナイアーラホテプさんだね。世界的に出現する著名な邪神はアレクサンドロス大王よろしく呼び方が色々ある。なんでそんなに呼び名があるかというと、まあドイツ語とか英語とかフランス語とかヨーロッパらへんでいろんな言語で呼ばれるから。ジョージとゲオルグ、ルイとルートヴィヒが同じ名前ってのと同じ原理。

 それで俺はナイアーラホテプ派でアレクサンドロス大王派なのだ。

 這いニャルか……、藤はそんな事言って、俺がはすたあと言うと思っているのだろうか。女性だって好きだというのに。

「ま、はすたあですけど」

「おにしょた確定キター! ふぇへっ、期待を裏切らないただ一人のショタコン、飯野はいいですなぁ……」

「クトゥガも好きだけど!」

 だって仕方ない。ブリッ娘もドジッ娘もあざとすぎるくらいがいい。クーデレもね! でもクーデレって死語か? あとヤンキーのデレでヤンデレって言うことはいいけど、事前説明なしで当然のようにそれを言う奴はもう釘バット。

 次の授業は移動教室で、藤は既に理科系の教科書を持っている。

 普段の休み時間なら五分くらい話すけど、こういう時は大抵挨拶だけで済ませるのだ。

「最後に、一つだけ」

 藤が眼鏡を輝かせる。好きだねそのネタ。俺もシーズン十一くらいまで見てた。最近じゃ再放送しか見てない。

「どしたの?」

「放課後、教室に残って。お願い」

 両手を合わせてウインク。きっとなにかのネタなんだろうけど、俺にはそれがわからなかった。

 そのキュートさレベルを見ればきっと朝の女児向けアニメだろうな。っていうか可愛すぎて胸が痛すぎて病を疑うレベル。

なんか次から重い話になります。そういうの嫌な方は以下略。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。