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一波乱…1

申し訳ありません。誤字がありましたので訂正致しました。

祭りの日から7日経ったある日


「フィオナ様、今日は忙しいみたいですよ。」

「どうして?」


「今日は隣国から陛下が来られるそうで、なんでも急に決定したみたいです」


フィオナはテルに相槌を打ち、目の前に並べられたドレスの山を見て唖然。


「テル…何?このドレスの山」


「フィオナ様、お忘れになられては困りますよ。今夜は仮面舞踏会ではありませんか!」


仮面舞踏会…身分の違いとか関係無く誰しもが参加出来る舞踏会。

但し、仮面だけでは面白くないので仮装もしなくてはならないのだ。


「でも、それとこのドレスの山にどんな関係が…」


と、ドレスの山を退けようとしたらテルに手を掴まれた。テルの目が無性にギラギラと光って見える。


「さぁ、フィオナ様…此方に」


こっわ…ある意味怖い!

テルの声音がいつもより低く、不気味な笑いがテルの口から聞こえる。


「ちょっ、ちょっとテル…ぎ、ぎゃあああぁぁあぁ!」





*****





「フィオナ様、可愛らしいですっ!」


テルに半ば強引に着せられたこのドレス。

ふりっふり過ぎて重たい…


「前も言ったけど、こんな桃色のふりっふりのドレスは着れないってば。もっと普通の…地味な感じの…」


「駄目ですかぁ…名付けて春の妖精でしたのに…」


ズーンっと見てわかる姿で悲しんでいるテルだがまだ私に着せたいのがあったようで、三角座りから立ち上がり、次のドレスを着せ替えられた。



触角みたいなカチューシャを付けられ黒い蝙蝠の羽を背負わされ、全体的に黒のミニドレスに着せ替えられた。


「えーっと…何これ?」


「はい!フィオナ様はちょっと小悪魔なオーラがあるので、小悪魔ドレスなんて似合うんじゃないかと手配致しましたの」


きゃあー!っと壁で悶えているテルは少しほっておいて、自身が着ているミニドレスを触る。

短っ!編みタイツも初めて履いた…。


「テル、この短さは…」

「仮面舞踏会ですもの。フィオナ様、これもお忘れなく」


却下をすることは無理だった。

テルに手渡されたもの、目を隠す白の仮面。


「テルは何を着るの?」

「私ですか?それはもう、お楽しみ……で御座います」


うわぁ…かっこいい。自然に片目を瞑って人差し指を唇に付けているテルの姿は、何処の美男子より素敵だと思う。


「うん。楽しみにしてる」


フィオナの微笑みにテルは心臓を撃ち抜かれたような衝動に駆られ床に倒れた。

テルの周りにはテルの鼻から出たであろう血がドクドクと流れ出ている。


「だ、大丈夫!?テル!」


今のフィオナ様は危険だ。とても危ない…主にエロフェロモンが…

しかし…!

と、私は自身の鼻を押さえてチラリとフィオナ様を見て思う。

フィオナ様の小悪魔ちゃんを見れて良かったーー!

床に寝転んだまま泣いているテルに少しの不信感を抱いたが、いつも通りか。と、心の中で解決した。


「そろそろ行こっか。カイ」


フィオナはカイを肩に乗せ「先に行ってるよ」とテルに告げ仮面舞踏会へと足を運んだ。




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