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第43話:真田幸村の最期

「織田さまぁ! あんなヤツら、どうでもいいですぅ! は、早く逃げましょう! 私が討ち取られたら、貴方の計画も台無しですよぉ!」

真田幸村率いる赤備えの突撃に家康は、本陣の床下へ転がり込み半泣きで信長に縋り付いた。信長はその家康の頭を踏みつけながら、ニヤリと笑う。

「タヌキのくせにチキンだのぉ! あいつはな、おみゃあの平和とやらをぶち壊す古き良き悪あがきの象徴だがや。俺が直々に始末してやるわ!」

信繁の猛攻は徳川本陣を蹂躙し、ついに家康の隠れる床下まで達した。

「家康ぅ! 貴様は! 貴様は一体、何のために戦をしているのだぁ!」

憤怒に燃える幸村の叫びに、家康は「私ではなくて……」と情けなく声を漏らすことしかできない。

その瞬間、幸村の背後に黒い影がゆらりと現れた、信長だ。

「ほう、ええ目しとるにゃあ。だが、おみゃあの問いに答える必要はにゃあわ」

信長は隠し持っていた火縄銃を信繁の背中に押し当て、引き金を引いた。

ドォォン!

信繁は血を吐きながら倒れ伏し、最期に信長へと手を伸ばすが、そのまま絶命した。

「……貴様、一体…………誰??」

家康は恐怖に震えながら、血溜まりの中で信長を見上げる。

「ええか家康。おみゃあは一生、俺が作った舞台の上で踊るだけの人形だわ。英雄も忠義も俺の鉄砲一発で、いつでもゴミクズに変えてやれるんだがや!」

信長の高笑いが戦場のど真ん中に響き渡った。

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