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煌彩  作者: ヒラ
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31/34

31話

恋愛を通らずに生きて来た私とって男の人と話すのはとても緊張するし体力のいるものだった。別に女子校に通っていたわけではないし、クラスに男子がいる空間で過ごすことは普通だったけど男女で関わるグループにはいなかったから話す機会なんて授業中たまに行われるグループディスカッションくらいだった。その時も近くには仲の良い女の子が居たから、二人きりになるタイミングは正真正銘今回が初めてだった。

 私は嫌われないように気をつけ、それでも距離は空けないように、小さい頃の自分を思い出し必死に取り繕った。バイト中は何気ないことがあったらすぐに話しかけたり、何もなくても小さい話題を少し盛って面白おかしく話しかける。これが慣れると自分でもびっくりしたのだが案外日を重ねるごとに彼と過ごし、話す時間は苦ではなくなってきていた。

この時いつしか読んだ本の言葉か昔見ていたアニメのセリフか今となっては思い出せないが、「人の根っこは変わらないよ」この言葉を思い出した。

 

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