↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
3/24

第二章 宇宙が自分自身を見る

星がある。

岩がある。

水がある。

生命がある。

そして、人間がいる。

人間は星を観測する。

宇宙の年齢を計算する。

銀河の構造を調べる。

ブラックホールの存在を予測する。

そして今、

宇宙とは何なのかを考えている。

男は言った。

「もし俺たちが宇宙の一部ならさ」

「はい」

「宇宙が、自分自身について考えてるってことにならないか?」

「その解釈は可能です」

宇宙には目がない。

耳もない。

脳もない。

それなのに、その宇宙の中から、

「宇宙とは何か?」

と問いかける存在が生まれた。

男は背もたれに身体を預けた。

「じゃあ、俺が今こうして考えてることも、宇宙の現象なんだよな」

「そうなります」

「つまり……」

男はしばらく考えた。

「宇宙が、自分自身を見てる」

その言葉を口にした瞬間、部屋が少しだけ広くなったような気がした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。