↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
23/24

第二十二章 存在証明の輪廻

男は紙に円を描いた。

一番上に、

存在

と書く。

そこから矢印を伸ばして、

認識

さらに、

証明

さらに、

記憶

さらに、

情報

そして、

再構成

最後に、

存在

へ戻る。

男はそれを見つめた。

「これ、輪廻じゃねえか」

AIは答えた。

「以前の輪廻転生とは、少し意味が違いますね」

「肉体が生まれ変わるんじゃない」

「はい」

「情報が次の存在状態へ移る」

「はい」

「そして、その存在状態がまた新しい情報を生む」

「はい」

男は円を指でなぞった。

存在する。

認識される。

証明される。

情報になる。

記憶される。

再構成される。

そして、また存在する。

存在は消えているのではない。

形を変えて、証明の中を巡っている。

それが、

存在証明の輪廻。

男は円の中心を見つめた。

そこには何も書かなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。