97.稲光と轟音
昼間は少し太陽が隠れていた
気温は高く じっとりと汗が張り付く程度
だが 夕方になって気温がぐっと下がった
風が強くなり始めて 空に重たい雲が流れている
そろそろ降るなと足早に家に向かい
雨に打たれる事もなく
無事に部屋に足を踏み入れた時だった
ぽつ…ぽつ…ぱた…ぱた…
窓に雨粒が打ち付けられる音がした
良かった間に合ったと
胸を撫で下ろした時
ゴロゴロゴロゴロ
遠くで鳴った雷
びくりと心臓が跳ねた
まだそこまで距離は近くないはずなのだが
心はそわそわと警戒態勢をとった
ざあああああ
ざあああああ
ざあああああ
急に強くなり始める雨
窓にぶつかる音は激しくなり
ひっきりなしに空が光って鈍い音が響くのが続いた
停電にならないかと不安になっていると
バリーーーン!!!!
一瞬の閃光と共に爆発音のようなものが鼓膜を破りにきた
体がびくりと跳ねる
思わず口から「わっ!」と声が漏れた
近くに落ちたのだろうか
心臓がドドドドドドと脈打っている
いつになったらこの雨と雷はおさまるのだろう
このバケツをひっくり返したような雨と
雷神様が怒っているような雷と
いつになったら静まるのだろう
私はスマホを手に取って
雨雲レーダーを見ると
局所的に降っているようで
1時間もすれば小降りになりそうなのだが
外では変わらず酷い雨音と雷鳴がなり響いている
ぞくりと背中に悪寒が走って
私は思わずイヤホンを手にとった
早くおさまりますように
そう願いながら 再生ボタンを押した
イヤホンからは雷にも負けないシャウトが響いていた
私、シトシトの雨は大丈夫なんだけど、バケツひっくり返すような雨になると、不安爆発するんですよね。それに、雷の音も苦手。この間は本当に近くに落ちたようで、心臓止まるかと思った。




