94.それぞれの視線
己の価値は
何で決まるのだろう
見た目?
性格?
財力?
全てを兼ね備えた人間がいるのなら
神様はなんて意地悪なのだろう
どうしてこうも格差は生まれてくるのだろう
それぞれの個性があるから比べられる
それはとてもいい競争材料になるのかもしれないが
劣等感の塊でしかない私には
周りからマウントを取られる要素でしかない
幼い頃から背は大きかった
嫌なあだ名をつけられることもあった
性格は可でもなく不可でもない
中途半端な性格で
財力に至っては 財布の中身はスッカラカン
その場しのぎの自転車操業
どこでこうなった
どこからこうなった
神様がいるのなら
憎まれ口の1つや2つ 言ってもいいんじゃないだろうか
努力不足だと揶揄される覚悟は出来ている
確かにそうだ 逃げてしまった部分はある
それでも世の中には理不尽が存在する
嫌われた理由は些細な事
気に食わないと思われるのも些細な事
些細なことに噂という脚色が追加されて
空想上の私が誕生する訳だ
かくいう相手は
そこまで素晴らしい人間なのだろうか
相手を陥れなければ生きていけないのだろうか
考えても考えても
この世から格差がなくなることはない
世知辛い世の中だ
行き過ぎたルッキズム
痩せていなければ価値がない
背が高くなければ価値がない
お金持ちで優しくて
なんてみんな高望みなのだろう
だからこう思うことにした
可哀想な人だと
そうすることで私の自我が保たれる
残念な人たちなのだ 他人を蹴落とす人間は
そうして私は見せかけの平穏を手に入れた
周りと関わるから苦しくなるんだと思っていた時期があります。1人なら傷つかないだろうって。




