失敗
エリスが中古戦艦を購入した日、地球への連絡を怠っていると感じてアレスが報告だけしていた。
『初めまして、地球の皆さん。我々は貴方方で言う宇宙人という分類である。
現在貴方方の惑星探査機が漂流してきており、文明があると気づきました。一週間後には戦艦にてそちらに向かうので、そちらの空軍である添付した場所の一角を空けてもらうことを推奨する。
発:惑星レグナード』
「ま〜たイタズラメールだよ。これだから最近の若者は……」
俺は東郷昌良。外務省総合外交政策局に勤務しているが、最近の若者はイタズラにメールしてくることが多く、イライラしている。
「しかも軍って……空自だっての。しかも入間基地じゃないか。イタズラに開けるような場所じゃないっちゅーの」
そのまま無視した東郷は一週間後、後悔した。空には大和の様な巨大で、圧倒される様な宇宙戦艦が突然として現れたのだ。
防衛省も外務省も、民間人も全てが大慌て。事の顛末を知っていたのは東郷だけだった。
「もしもし! 外務省の東郷です! 急ぎ報告したいことが――!」
事を上に話すと怒号が飛び、責任者として東郷は車に乗せられて宇宙戦艦が空中で制止している入間基地へ連れ出された。
そこには自衛官たちが64式小銃を構えている姿と、まだ十六歳ぐらいの軍服の様な服を着ている少女が居た。
「初めまして地球の皆さん、レグナード星から来ました、エリス・ラザムと言います。日本語は上手く伝わっていますか?」
そこにはイタズラと思っていた事実だけが存在していた。東郷は目の前が揺らぎ、責任という存在に胃が圧迫される。




