99話 最強のケミール2
ケミールはトリスタンの能力で拳銃を作りレヒトたちにも渡してランダムに瞬間移動を繰り返しながら撃っていく。
キル「みんな、散開しろ!」
散開すれば各個撃破されることは分かっていた。だが固まっていても時間の問題。味方の何人か応戦するが瞬間移動してくる敵に当たりはしない。仮に当たってもアインスの能力をも共有しており攻撃は無効化される。
ケミール「今なら能力を使えるだろ? やってみろよ?」
ケミールは煽りつつビヨンドの力が及ぶ範囲を正確に把握しながら行動していた。人数が増えるほど制御も複雑になってくる。できるだけ不要な敵を減らしつつ新たな実験の素体の実力も見極めたかった。ここまででほぼ全ての円卓の騎士がやられている。世界を敵に回すには数が足りない。
キル(能力の使用を誘っている? ……一か八か。)
キルは衝撃波をケミールに向けて放つ賭けに出た。その際に周囲の音は能力でかきけして敵に極力情報を与えないようにした。ケミールは衝撃波に気付かずに食らうがダメージはあっさりと再生能力で回復されてしまう。
キル(やはり奴はかなりの数の能力を併用できる。共有した能力をそのまま維持している。その気になればこの場にいる全員の能力を使うこともできるのか。)
ケミール「音に関する能力ならこれは衝撃波か? こういう使い方ができるのか。なら俺もやってみようか!」
キル(いまだ!)
キルはケミールの放つ衝撃波を即座に相殺させ次なる衝撃波を間をいれずに撃ち出した。
キル(これなら僅かでも、まずい!)
追撃を予想していたケミールはレヒトとリンクスにキルを狙うようにと考えていた。その思考は言葉にせずともレヒトらに伝わっており瞬間移動でキルの背後を取っていた。
レヒト(自らの能力でやられろ!)
フェイ「私たちから狙いを変えた!?」
ケミールは能力遮断を再開させてレヒトとリンクスは衝撃波でキルを襲う。キルは能力で防げないまま見えない衝撃波の直撃を受けることになった。




