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能力社会  作者: コイナス?
6章 暗躍
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94話 ランスロットVSガウェイン

 キルたちは罠だと疑いつつケミールのいるであろう奥へと向かっていく。進んでいくと大きめの扉があり衝撃波で扉ごと壊し部屋へ進んだ。そこにはケミールではなくガウェインがいた。皆が拳銃を構えるが殺気は感じられない。


ガウェイン「来ましたか。私ごときでは勝てません。この先にケミール様がいます。どうぞここを通ってください。」

キル「どういうつもりだ? 裏切るつもりか観念したのか?」

ガウェイン「この戦力差なら無駄死するだけです。ですがランスロット、ヴォーンだけはここに残ってもらいます。裏切り者は私が始末します。」


 彼の狙いはヴォーンを殺すこと。厄介なビヨンドをケミールと戦わせることは避けたかった。


ヴォーン「みんな、先に行ってくれ。こいつは俺が引き受ける。」

アリー「負けるなよ!」

ヴォーン「すぐに追い付く!」


 ヴォーンの言葉に従いリザやキルたちは先に向かった。ここに残ったのはヴォーンとガウェインのみ。


ヴォーン「ガウェイン、これで良かったのか?」

ガウェイン「私はこれを望んでいた。」

ヴォーン「そうか、だがケミールは負ける。リザたちみんなが負ける訳がない。」

ガウェイン「お前がそう思うように私もあの方が負けるとは考えてはいない。同じだな私もお前も。」


 一騎討ちでの決着を望んで彼はヴォーンに剣を投げ渡す。短い期間だが円卓の騎士として仲間だったからこそ名前も含めた因縁に決着をつけたかった。


ヴォーン「一応聞く。投降するつも」

ガウェイン「あり得ない。」


 言葉を遮ってガウェインは答える。


ヴォーン「なら殺し合うしかないな!」


 彼はガウェインを見つけた時に能力共有と遮断を行っていた。これでガウェインは能力を使用できない。


ガウェイン(ビヨンドの力で能力を封じたか。)


 ガウェインは先手を取り拳銃でヴォーンを狙って撃つ。それをヴォーンは運動エネルギーをゼロにする能力で銃弾を静止させ落としていく。


ヴォーン(おかしい。奴は俺の能力を知っているはず。)


 突然、彼の背後にドローンが接近しておりビームを放った。


ヴォーン「何!?」


 咄嗟にビームを剣で受け流しドローンの動きを能力で停止させるがその隙にガウェインからの銃撃を受けダメージを負った。


ガウェイン「お前の能力は視界に入らなければ発動しない。ビヨンドの力で有利なったつもりか? 戦い方はいくらでもあるぞ。」


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