91話 アーサー
ゼストは気が付くとアーサーによって建物の外まで飛ばされていた。アーサーは電撃を軽く放出したあと右腕を再生し始める。
アーサー「改めて名乗ろう。私は最強の円卓の騎士、アーサー。さっきまでの雑魚とは格が違う!」
彼女は再生した右手と左手で腰に携えた二本の刀を取る。片方は雷、片方は風を纏っていた。
ゼスト(複数の能力を使っている。瞬間移動、再生、電気、風。これがビヨンドの力だというのか? 通信機は……またダメか。さっきの電撃の影響? それにあの剣は……いやあれは刀か!)
彼は彼女から距離を取り拳銃で撃っていき牽制していく。銃弾は彼女の刀の一振りで風が巻き起こり飛んでいった。反撃として彼女は雷撃を飛ばす一太刀を繰り出す。雷撃は遠くのゼストまで一瞬で到達し見慣れない攻撃を彼は受けてしまう。
ゼスト(電気の攻撃か……。刀で遠距離攻撃も可能なのかよ。)
アーサー「遅い!」
彼の背後に彼女は瞬間移動し二刀流で斬りつけてくる。ゼストは振り返り炎で受け流そうとするが刀は炎ごと切り裂いてしまう。追撃として風を帯びた斬撃で彼は飛ばされていく。
ゼスト「ぐあ!」
アーサー「たまたま能力共有できないだけでこの私を倒せると思ったか!?」
ゼスト(……考えろ! 主な攻撃は刀を用いた近距離と電撃などの遠距離攻撃。刀の動きさえ見切ればタイミングは掴めるはず。瞬間移動は気配や殺気で読みきってみせる。)
アーサーは再び瞬間をしゼストの背後をまた狙うが彼の予想通りだった。
アーサー「もらっ……何!?」
彼女が構える前にゼストは一本刀を掴みへし折った。刀は斬る方向には強いが別の箇所に力が加わると折れやすくなる。
アーサー「ふ、やるな。だが……人格チェンジ。」
彼女は瞬間移動で下がって距離を取り拳銃を二丁取って電撃込みの銃撃を行う。
アーサー「これでどう!?」
ゼスト(攻撃パターンが変わった。しかし弾速は変化していない。これなら避けられる。)




