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能力社会  作者: コイナス?
6章 暗躍
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86話 キメラ人間3

 キルは急所を避けたとはいえ傷だらけだった。早急に閃光弾を使い拳銃でヌルを撃った。心臓を操作していた上に能力を駆使していた彼女は避けることも防ぐこともできない。頭に銃弾が命中して動かなくなった。


アインス「ヌル、お前の最期の足掻きを無駄にはしない! 能力共有、遮断!」


 リザや同行していたアイル、フェイは咄嗟に回避はできていた。それ以外の奴隷解放団の団員のほとんどが重傷または死亡していた。


ガラハッド「アインス、待たせたな! 俺たちに任せろ。」

ベディヴィア「戦闘用オートマタにしては上出来ね。ヌルは死んだのね、まあ雑魚だからこんなものね。」


 3と545の近くにいたくなかった二人は援軍としてこちらにきた。二人がビヨンドであると直感で察したキルは発煙弾と爆弾で空気の流れを変える。そのまま能力を使ってビヨンドの能力共有を妨害する。


ガラハッド「さあ、汚名返上といこう。能力……」

ベディヴィア「ガラハッド、何やっているの? 能……」


アインス『気のせいだ。ここは俺に任せてくれ。』


 キルはアインスの言葉の音を操り本来の言葉を消して言っていない言葉を出させることに成功する。


アインス(キル・コープス! よくも!)


 この隙にキルとフェイはガラハッドを、リザとアイルはベディヴィアを拳銃で狙う。


アインス『二人とも、それは幻だ。よけたら逆に当たる!』

ガラハッド「何を言ってる。ふざけるな!」

ベディヴィア「ワケわかんない!」


 キルの作り出した偽りの声に二人は騙され戦闘体勢をとる間もなくキルたちに撃たれて倒れる。銃弾は急所にも当たっているようでどうみても死んでいる。


アインス(雑魚が、何が円卓の騎士だ!)


 気がつけば彼の周りには煙が発生しており囲まれてもいた。空気も乱れて能力共有も遮断もできず攻撃の無効化もできない。死を覚悟するしかなかった。


フェイ「これ以上はやらせない!」



 銃声がやむ頃にはアインスは血を流して倒れた。急所に当たりそうな攻撃は咄嗟に無効化していたがあまり意味はなかった。


アインス「お前たちの勝ちだ。……何が新人類ビヨンドだ、騙された。ケミールの詐欺師……くそや……ろ」


 キルたちは言葉が途切れたアインスと死んだ仲間は置き去りにしていく。重傷の仲間は撤退させた。


キル「リザとアイルはまだいけるか?」


 リザとアイルは少し振り向くがそこには仲間の死体が見えてくる。アイルはともかくリザは大怪我だがここでは退けない。


リザ「まだ戦う! ケミールは逃がさない!」









ヌル「やっといったか。」


 能力で頭の中を硬化させて心臓を止めることで精度の高い死んだふりをしていた。それに加え体を変化させて別の人間に姿を変えることでその人物の能力も使っていた。

 使用したのは時を止める能力。オリジナルの能力者ほど上手くは使えないが生き残るくらいなら十分な力となる。


ヌル「アインス、ガラハッド、ベディヴィア。命の恩人に逆らうなよ。」

アインス「これからどうするつもりだ?」

ヌル「どうせケミールは死ぬ。私の所属する本当の組織に案内しよう。」

ガラハッド「は? ケミール様が死ぬわけないだろう。まあ万が一死んだらついっていってやるよ。」

ベディヴィア「そうね、同感。」


 ヌルにはケミールが死ぬことに絶対的な確信があった。もし逃げ切れても彼女が消すだろうと。


ヌル「その組織は自由の民。お前たちはエイルのために戦ってもらう!」

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