85話 キメラ人間2
リザはアインスを確認後、ヴォーンから得たビヨンドの情報から空気の流れを変えようと考える。
リザ「みんな、爆弾を使って!」
リザの命令で彼らは周囲に爆弾を投げて空気を阻害させてビヨンドの力を防ごうとした。
アインス「そんなものがきくものか!」
ヌル(やはりランスロットが戻ったか。)
アインスは弱点を知らないためただ爆弾を使用したようにしか見えていない。
アインス「キル・コープスの能力で殺してやる!」
彼はキルの能力を使おうとするが爆弾の影響でできない。
アインス(あり得ない。さっきは共有できたから使えるはずなのに。)
アインス「ヌル、俺の能力は共有できているか?」
ヌル「ビヨンドの力はしばらく使うな。私とお前ならこの数だろうとやれる。」
キルとリザはアインスたちを囲いつつ拳銃を撃っていく。対してヌルとアインスは背中合わせになり能力で全ての攻撃に対処していった。
キル(あの自称キメラ人間さえどうにかしたいが!)
キルは能力でリザたちに作戦を伝えた。リザたちは発煙弾を使いアインスの視界を塞ぎアインス狙いだと思わせる。
キル「リザ、男の方を狙え! 見えなければ攻撃は通る。」
ヌル(音を操れるならわざわざ聞こえるほどの声を出すのはおかしい。狙いは私か。)
ヌル「アインス、避けろ!」
ヌルはわざとアインスに警告する。キルたちは作戦通り彼女に銃撃や衝撃波などの組み合わせた飽和攻撃を行う。彼女は皮膚を硬化させて被弾を避けようとするが全部は防げない。重傷を負って倒れていく。
アインス「ヌル、やられたのか!?」
リザ(あと一人。敵が増える前に!)
キルは違和感を見逃さずヌルの心音を能力で聞き取る。それは少しずつ弱って止まりそうな音で動ける可能性はない。
キル(この心臓の音なら動けずに死ぬ。……そう思い込ませるための罠か!?)
キル「フェイ、リザ!!」
心臓の音を自在に操っていたヌルのしっぽが床下に瞬時に伸びていっていた。そのまま床下で無数に分かれキルたちを下から奇襲していく。まるで植物の根が突然伸びて成長するように。
キル「下からだと!?」
真下を警戒していなかったためにキルですら反応が遅れ彼らはとげのように変化したしっぽにやられた。




