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能力社会  作者: コイナス?
6章 暗躍
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77話 勇気VS恐怖

アインス(流石、ガレス。円卓の騎士と呼ばれるだけのことはある。今だ!)


 アインスは恐怖で動けなくなっているキルやフェイを拳銃で攻撃してきた。キルは避けながら反撃をしようするが何故かできない。その要因が恐怖という感情であるということさえ分からない。何かの能力の影響ということはフェイにも理解はできていた。


アインス「無様に逃げるだけですか?」

キル「く、何をした?」

アインス「あはっはは! 俺は何もしていない。あえていうなら恐怖を感じているのさ!」


 キルとフェイは反撃ができないため必死に足を動かし攻撃だけは何とか回避をしていた。リザやアリーのグループも攻撃できずに追い込まれている。リザはキルに通信を繋ぐ。


リザ『キル、どうしてか反撃ができない。何とか逃げているけどこのままじゃ……』

キル『こっちも同じだ。催眠系で攻撃そのものをできなくさせる能力だと思う。能力者本人を倒せばどうにかできるはず。』


 この会話を聞いていたライリーが提案する。


ライリー『みんな持ちこたえてくれ。俺たちのグループがそいつを倒す!』

アリー『おい、無茶だ! ビヨンドだったら能力が使えなくなる。』

仲間『だ……大丈夫ですよ。ライリーには俺たちがいる。』


 少し震えた声を誤魔化すようにライリーとともにいる仲間が答えた。

 ライリーも彼らも恐怖に震えている。ライリーたちが通っている通路にはまだ敵が出てきていない。瞬殺される可能性もある。それでもライリーの能力、勇気で立ち向かっていた。彼らが進めば進むほど恐怖が濃くなってくる。


ライリー(何かしらの嫌な予感が……)

ライリー「伏せろ!」


 しゃがみ損ねた仲間たちが銃弾に倒れていった。不意討ちをされたのだ。


ライリー「お前たち!!」

ガレス(能力共有、遮断。)

ガレス「まだそいつらは殺しはしない。憎しみの心はやっかいだからね。瀕死の仲間は見殺しにはできないだろう?」

ライリー「お前がこの建物全体に能力をかけている能力者か!」


 彼は直感で気づいた。というよりは同類で正反対だから理解したのかもしれない。


ガレス「そうだ。僕が恐怖の能力者、ガレス。天敵の勇気の能力者であるお前さえ殺せば勝利は確実だ!」

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