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能力社会  作者: コイナス?
6章 暗躍
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74話 襲撃報告

 襲撃を終えたケミールの手下たちはすぐさまアジトへと帰還しケミールに報告していた。


ケミール『さあ報告を聞こうか。まずは一班。』

アインス『奴隷解放軍と奴隷解放団との戦闘になりました。……民間人を多数殺すことが出来ましたがツヴァイが反撃にあって戦死しました。他のオートマタたちも同様に戦死となり実質失敗となります。』


 アインスは殺処分も覚悟の上で報告していた。ビヨンドである自分たちがやられるなどあってはならない。


ケミール『戦闘用オートマタなどがやられたところでまあいいさ。やっぱり大した戦力にもならんか。』

ガレス(ツヴァイがやられた……。奴隷解放軍に殺されたという言い方ではない。むしろ民間人にやられたいった口ぶり。アインスとツヴァイの能力で負けるはずがないのに。想像以上にやばいか。)


 軽く受け流すケミールとは反対にガレスとヌルは事態を重く受けとけていた。


ケミール『次、二班。』


 ガレスはやりたくなかったが戦闘用オートマタの話が出た以上、ヌルから報告はしずらい。どうせケミールは戦場にいくどころか作戦指揮もしないので適当でいいと考えた。


ガレス『アーサーの助力もあり実験にふさわしい人物の捕獲に成功しました。民間人の被害も上々で以上となります。』

ケミール『最後三班。ジェノサイドスレイと民間人の襲撃だったな。担当のペリノアとラモラックがいないようだが?』


 三班が引き連れていたオートマタすら帰ってきていない。ヌルが代わりに報告した。


ヌル『記録から察するに逃亡したものと思われます。民間人の被害が皆無で先に襲ったはずのジェノサイドスレイの死者もいないようです。』

アーサー『彼らは裏切ったということですね。』

ケミール『ち、あとで見つけ次第殺せ。敵前逃亡は許さん。』


 三班の作戦立案はヌルだった。ジェノサイドスレイを先に襲って次に民間人というのが表向きの計画。実際は邪魔なペリノアとラモラックをジェノサイドスレイに殺してもらうことだった。この企みはガレスとランスロット以外には全くバレていない。


ヌル(円卓の騎士とかいう名前だけ立派な雑魚がジェノサイドスレイの相手になるものか。)


ケミール『分かった。報告はもういい。引き続き頼んだ。』


 通信は終わって円卓の騎士は部屋に戻っていく。


ガレス「ヌル、大方予定通りだったな。」

ヌル「ええ。でもツヴァイは意外だった。」


 二人やアーサーに見つからないようにガラハッドとベディヴィアは走って逃げていった。


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