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能力社会  作者: コイナス?
6章 暗躍
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72話 赤いくま

 全身赤色のくまの着ぐるみ。それは物凄い勢いでヌルに飛んでくるように迫ってきていた。ある一定の距離で減速しその場に立った。


ゼスト「助けに……きたのか?」


 意味の分からない状況にゼストとセリカは困惑する。


ヌル(赤い……まるで血。中にいるにはフィーアか! さてはエルフがビヨンド対策に作っていたものだな。)


 ヌルはオートマタには下がらせて赤いくまと戦う姿勢を取る。おそらくあの着ぐるみ内部は金属で銃弾は効かないと推測していた。


ヌル『ガレス、オートマタとともに撤退しろ。』

ガレス『分かっている。状況は確認しアーサーにも撤退を告げた。現れたあれは僕でも観測しきれなかった。あれはエルフの遺した兵器。君の能力やビヨンドでも通用しないだろう。』


 詳細不明の兵器ほど危険なものはない。


ヌル『だがデータだけはとってみせる!』


 くまもヌルと戦うつもりでいた。くまは着ぐるみ内部に仕込んでいたブースターで高速の動きで距離を詰めヌルのすぐそばに移動する。その後、着ぐるみの中から煙が出てきて視界が塞がれくまの目からレーザービームが射出された。


ヌル(何!?)


 彼女は反応が遅れたため右肩を負傷する。よく見えないくまにはまだいくつもの仕掛けがあるだろう。これ以上は死ぬかもしれない。


ヌル「……退かせてもらう!」


 彼女はしっぽのバネで大慌てで逃げていく。



ゼスト「助かった……のか?」


 くまがゼストたちにゆっくりと近づいてくる。ゼストはいつでも反応できるように身構えてはいた。


「ちょっと待って。」


 くまはしゃがみこんで後ろのファスナーを開き中から人が出てきた。


フィーア「あなたたち怪我しているから止血をするね。」

ゼスト「……頼む。」


 周囲の敵にも警戒しつつフィーアにセリカの止血を任せる。その間にレイたちに連絡するがやはり繋がらない。


フィーア「自己紹介が遅れた。私はフィーア。ケミールを殺しにここにきた。」

ゼスト(レイが言っていた元戦闘用の……)

ゼスト「俺はゼスト・アライブ。そこにいるのはセリカ・アライブ。俺たちは虐殺を止めにきた。だけど奴らには歯が立たなかった。」

フィーア「……奴らはケミールが引き連れている軍隊。ほとんどがオートマタや私のような存在ばかり。」


 エルフが探ってフィーア自身が何とかして得た情報だった。


フィーア「あいつらの中にはビヨンド呼ばれる新人類がいる。残っていた戦闘用オートマタを再利用して改造した者から初めからビヨンドとして実験を受けた者もいる。」


 新人類ビヨンド、ゼストとセリカにとっては全く未知の存在だった。




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