69話 二班の襲撃5
ガレス(誘き出しはした。これであっちの攻撃は緩くなるはず……だったが二人の反応が消えた。)
彼は同じ円卓の騎士のガラハットたちにする援護は一応していた。
ガレス「まあ、二人がやられたところであいつらの自己責任だ。あんな雑魚で足手まといなど死ねばいい。……不殺の悪魔の連中が殺すようなへまなどしかいか。」
嫌いな二人が消えてくれて彼は少し気分が良かった。念のためヌルにもこのことは連絡する。
ガレス『ガラハットとベディヴィアがやられたようだね。』
ヌル『あ、そう。私は別のところにいたから関係ないね。』
彼女も二人のことはわりとどうでも良かった。
ガレス『……オートマタがやられている。ゼスト・アライブとセリカ・アライブのようだ。君しか彼に対処ができないと思う。援軍も頼むから先に戦ってくれ。』
ヌル『分かった。』
ガレスとヌルはゼストのことを以前から調べていた。ゼストはケミールですら気付いていない新人類ビヨンドの最大の天敵であった。
ヌルはガレスから伝えられたポイントの近くに向かいゼストの姿を遠くから観察する。
ヌル(……もうあんなにオートマタがやられている。ガレスの恐怖の能力は効いていないのか?)
ゼストにも恐怖はちゃんと効いていたが彼にとってはなにもしない方が遥かに怖いため戦い続けていた。
ヌル『ガレス、ゼスト・アライブには恐怖は使えないのか?』
ガレス『やってはいるけどたまにいるんだよね。本心から死ぬことに何の恐怖も抱いていない奴が。そんな奴らには効果は薄い。セリカ・アライブには効いているはずだ。』
ヌル『……いくか!』
彼女は覚悟を決めてゼストたちに向けて発煙弾と閃光弾を同時に使って攻めていく。
ゼスト(敵か、動きが違う。さっきまでのオートマタじゃない。)
ゼストとセリカは煙のなかで瞬時にヌルの位置を把握して銃を撃った。だが間違いなく当たった弾丸に手応えと呼べる音は聞こえない。金属に当たった音だった。
ヌル「……流石予想以上だ。ガレスが戦わないわけだ。」
彼女は肉体を自在に変化させる能力で皮膚を金属に変えていた。その上、しっぽまで生やしている。
ヌル「初めまして。ゼスト・アライブ、セリカ・アライブ。私はケミール率いる新人類ビヨンドの戦闘用オートマタ、ヌル。出来損ないの失敗作が相手だ。」
ゼスト「何が目的だ!?」
ヌル「ケミールの目的は旧人類の支配。私にとってはここの貴族の抹殺とお前たち二人の排除だ!」




