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能力社会  作者: コイナス?
4章 フライハイト独立共和国
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161話 一時休戦

 奴隷解放団はマッテオの計らいまだ共和国のホテルにいた。マッテオからは共和国からは去るようには言われてはいたがこのままにはできない。団員の誰もがそう思っていた。


リザ「どうしてこんなことに……」


 一度は味方として戦ったレイがこんなことをするとは彼女は思えなかった。だけど現実はレイは共和国に宣戦布告し敵となった。迷いながらホテルで滞在していると電話が掛かってくる。


マッテオ『リザ様、奴隷解放軍のキル・コープスから通信がきています。繋ぎますか?』

リザ『マッテオさん、繋いで下さい。』


 奴隷解放軍と戦う理由はもうない。現状で話すことといえばレイのことくらいしか思い当たらなかった。


キル『リザ、俺たち奴隷解放軍は元革命軍と手を組みオートマタ反乱軍と戦うつもりだ。お前たちはどうする?』

リザ『……まだ決めていない。あなたは知らないでしょうけどレイは私たちと一度仲間として戦ってくれた人なの。借りがあるしこんなことするとは到底思えない。それに彼は共和国に来るなんて行ってなかった。行くつもりなら私たちと同行者したはず。』

キル『あの男の狙いなんて誰にも分からない。少し前の話だ。奴はジェノサイドスレイと奴隷の難民たちの戦闘で奴隷解放軍の味方としてとして一緒に戦って難民たちを守ってくれたそうだ。俺は別のところにいたがシークレットやクリーンが共闘したらしい。』

リザ『え……』


 リザはそんなことなど一切知らなかった。よく考えればいつも仮面をつけているため素顔も知らない。


キル『奴はその戦いで多くの難民たちを救った。そして、戦いは終わり俺たちが去った後、奴は難民全員を皆殺しにした。女、子供も一切容赦なくだ。奴は多重人格なのかそれとも同じ仮面をつけただけの別人なのかは分からない。ただ言えることは奴は共和国の敵だ。』


 リザからしてみれば全く理解が追い付かない。でも、さっきと違いそんなことする人ではないと言い切れないところもあった。放送でのあの声と姿は間違いなくレイ。ユルゲンを殺害する瞬間も見ていた。


リザ『……このままにはできない。私たち奴隷解放団もオートマタ反乱軍と戦うわ。でも、レイのことはできる限り説得はしたい。』

キル『分かった。一時休戦だ。だが俺たちはレイ、あの男を見つけ次第始末する。』


 通信は途切れて会話は終わる。同盟というわけではないが奴隷解放軍とともに戦うことになった。

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