159話 潜む狂気
レイの放送で共和国は一気に変わっていった。オートマタ自体の反乱かそれとも彼らを利用した者の反乱なのか国内でも意見が別れた。レナの演説などまるでなかったかのように事態は最悪の方向へと進んでいった。国民の一部が過激派となりオートマタの排除を始めていった。感情を持たないオートマタとはいってもいつ暴走するか分からない。不安と恐怖が彼らの平常心を壊し凶行へと走らせた。まるでキル・コープス事件と同じような展開になっていく。
レイは隠れ家へと帰還しエムたちの元にいた。そこにはホームレスたちやアハトやフィーア、他の助けたオートマタも一緒に隠れている。
おじさん「レイ、あの放送は想像以上に影響があったみたいだ。各地で暴動が頻繁に起こってる。」
レイ「命懸けでやったんだ。動画を上げただけで宣戦布告するよりはインパクトあっただろ。」
大統領やキルを殺害する目的があったが片方しか為せなかったことは少しだけ悔やんでいた。だがこれでは終わらない。レイは今後の計画全容をみんなに話す。
レイ「……以上が私が考えた計画だ。反対の者は去ってくれ。」
おじさん「レイはそれでいいのか?」
レイ「これは俺が成すべきことだ。あの男を殺し腐ったこの国を破壊する。たどり着く先も手段も変わらない。復讐をするだけだ。」
アハト「俺やフィーアも参加させてもらう。この国に忠誠なんて微塵もないからな。」
エム「私の気持ちはアハトたちと同じです。」
かなりの数の者がレイの計画に賛成し加わることになった。ヴェルナーたち警察にも伝えると全面的ではないが協力すると言ってきた。
レイ「……俺もバカだと思っていたがみんなも同じくバカだったか。なら最後まで足掻いてやってやろう! オートマタ反乱軍として共和国をぶっ壊すぞ!」




