109話 共和国の革命6
キルは音を操る能力を最大限活用してテレビ局全体の音を聞き分ける。目的地の場所から全ての敵の心臓の音など。足音の反響から床が薄い場所を探しだす。
キル(見つけた。)
二階の薄い天井を壊して三階に行くつもりでいた。天井を壊すことは爆弾などを駆使すれば可能だが、昇っている最中に敵に狙われないか問題だった。周辺の監視カメラは当然破壊するが二階と三階から両方の敵に間違いなく気付かれる。
キル「聞いてくれ、みんな。三階は二階から足場を即席で作り天井を爆破して昇るつもりだ。俺の能力で爆発音は最小に抑えるが敵には感付かれる。だから三階の突入部隊と足止め部隊の二つに分けようと思う。オートマタを使って犠牲は出さないように最善を尽くすが双方ともに危険な役回りとなる。」
フェイ「それしか今は手がないならやるしかありません。」
彼の案に誰も反対せずにすぐに部隊を分けることにした。クリーンやシークレット、オートマタたちを中心とした部隊が二階で足止めを行い、キルやフェイ、元奴隷兵の部隊が三階へと突入することになった。
天井を狙うところに陣形を組みながら走っていく。たどり着くと近くの部屋から机や椅子を持ってきて足場を作り天井に爆弾を仕掛け爆破する。三度目の爆破で天井を貫通されたが予想通り二階の敵が追い付いてくる。突入部隊全員が三階までいくのにはまだ時間が掛かる。
クリーン「作戦通りに俺たちが引き付ける。キルたちは早く三階へ!」
キル「死ぬなよ。」




