105話 共和国の革命2
アリオスの部隊は発煙弾で周囲を煙で見えない状態にしながら攻めてくる。革命軍はこの奇襲に対して散開しながら周辺の建物に逃げ込んでいく。
アリオス(すぐに逃げられたか。時間稼ぎなら他の敵部隊が動くかもしれない。)
彼は通信機を取り出して作戦の指揮官でもあるユルゲン確認を取る。憶測だけで動けば敵の思う通りになるかもしれない。
アリオス『ユルゲン、監視カメラはどうなっている? この周辺だけじゃない。ありとあらゆる場所を警戒してくれ。今、俺たちが出くわした敵はおそらく陽動だ。』
ユルゲン『待ってくれ。今調べる。』
ユルゲンとマッテオ、警察が協力して共和国の監視カメラの映像を探る。だがそこには全く予想しないことが起きていた。
ユルゲン『そんなバカな!?』
国内の監視カメラの約三割が破壊されて機能を失っていた。それもほぼ同時刻で破壊されており革命軍に気をとられて発見が遅れていた。仕方なく残っているカメラも映像で革命軍を探るがそこには不審な人物は映っていない。
ユルゲン『三割の監視カメラが破壊されている。現在使用可能なカメラには今は革命軍は映っていない。』
アリオス『その三割はどの辺りになる?』
ユルゲン『基本的にはバラバラだが一部はなぜかオートマタ生産工場周辺が多い。』
アリオス(今は生産を止めているオートマタ生産工場を襲撃しても革命軍にメリットは少ない。)
アリオスは知らなかったが工場でのオートマタの生産は今も密かに行われている。
アリオス『……テレビ局に注意してくれ。俺たちも陽動の役目を引き受ける。』
傭兵部隊は時間稼ぎも含めて逃げた革命軍を追跡していく。
アリオス(テレビ局内部は任せるぞ、奴隷解放団!)




