表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
能力社会  作者: コイナス?
1章 憎しみの世界
43/874

43話 戦後の下水道

 今までの下水道での戦いを三人に付けた盗聴機と小型カメラでミーアは見ていた。結果は彼女が最初に予見したものと大差なかった。しかし、平民のサリオとテリオが生存していたのは予想外だった。


ミーア「これで分かる情報は少なすぎる。奴隷自体がキル・コープスが用意した囮の可能性もある。カメラと盗聴機は能力でいくらでも操作できる。……直接行くしかない。」


 生存しているであろう二人に接触するために、様々な機具や道具を調達する。



 戦いから丸一日経った。ミーアは組織からの連絡を適当に済ました。

 彼女は、下水道の入り口となるマンホールを爆弾で爆破しトラップを警戒した。カメラ付きのラジコンで下水道の内部を確認する。


 一応の安全を確認後、防弾チョッキ、ガスマスクなどを装備し下水道に乗り込んだ。


ミーア「一回目の下水道の時にもここまでするべきだった。相手があの男なら下水道に入った時点で死んでいたわね。」


 あらゆる可能性を想定してなければどんな能力を持っていても死ぬ。それが今回とあの虐殺で学んだことだった。


 進んでいくと、ついに二人が拘束されているところまできた。助けを求める二人を気にもせず彼女は爆発物探知機の反応を見る。爆発物の反応はない。


ミーア(あれから一日は経っている。流石にこの二人にはトラップは仕掛けてなさそうね。)


 二人に付けたカメラと盗聴機を取り外し、口のガムテープを取る。


テリオ「ふざけるな、ミーア! カメラなんて付けて呑気に見物していたのか!? お前が来てればガレストさんは死ぬことはなかった。お前が見殺しにしたんだ!」

ミーア「どのみち死んでいたよ。相手は何人もいた。私が関わったくらいではどうにもならない。」

テリオ「だからってこんなことが許されると思うなよ!」


 見殺しにしたこと、丸一日助けに来なかったこと、テリオにはそれらが到底許せなかった。

 だが、ミーアは一切動じなかった。


ミーア「許さなければ横にいるサリオと共に死ぬだけよ。」


 彼女はテリオとサリオの二人に銃口を向ける。


テリオ「何のつもりだ!」

ミーア「これは命令。死にたくなければ二人とも私に従え!」


 以前とは立場が逆転する。ただの脅しとは思えないミーアの目を見て彼らは従った。


 ミーアは二人の拘束を完全に解き、奴隷とガレストの遺体を地上に運ぶように指示する。



サリオ「これからどうする?」


 運び終えて二人は疲れはてる。


ミーア「二人は上に報告を。私は遺体を調べてみる。」


 それを聞いた二人は内心引きながら、報告に向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ