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能力社会  作者: コイナス?
1章 憎しみの世界
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40話 下水道の戦い2

 リザたちは唐突の出来事に頭が追い付かなかった。動ける敵は近くにはいないこの状況ではあり得るはずがない。


バゲージ「スジュンさん!」


 助けるためにバゲージが動くが彼も謎の銃撃を受け倒れる。リザはここで止まっていた体が動けるようになり咄嗟に隠れる。

 攻撃を受けた二人が致命傷ではないのを見てひとまず安堵する。しかし、下水道で不衛生な環境のため早めに処置しなければ危険である。


リザ(敵はいないはずなのにどうして! 幻でも見ているっていうの?)


 この状況が理解出来ない。だが、このまま攻撃が終わる保障はない。






 隠れたままで十秒以上が経過する。落ちた針すらもそのままで音すらしない。


リザ(これで終わり? もしくは隠れているから攻撃出来ない?)


 疑問が頭から離れない。ここで散らばっている針を見て一つの可能性が初めて出てきた。


リザ(まさか、能力!?)


 相手は平民か貴族なのだから能力を使って攻撃してくることは当たり前のこと。その考えが出てこなかった方が不自然なほど。

 リザたちは敵は油断していると思い罠を仕掛けた。それだけで何とかなると考えていた。

 しかし、実際はリザたちの方が油断していた。反撃されるとは考えてすらいなかった。


 この失敗を取り返すために、敵の能力を探る。倒した敵の一人は気絶しているからこの人の能力とは考えにくい。

 だとすると新しい敵で姿が見えなくなる、もしくは遠距離攻撃の能力。始めから攻撃がなかったことから後者の可能性は低かった。必然的に前者であると考え付いた。これなら大量の針の上を通って来ない説明もつく。


リザ(おそらく敵は透明化の能力。私たちにばれるから近くに来れない。こちらから姿を見せなければ撃たれる心配はない。でも、このままだと二人が危ない。)


 彼女は次なる一手を考える。小言で仲間に作戦を伝え実行に移す。


 新たに作り出した大量のゴミを敵がいるであろう方向に投げつける。

 そのゴミに反応して敵は回避した。その際、生じた僅かな足音を能力で拡張する。ここまで音が大きくなれば大まかな位置も分かってくる。


リザ「そこね!」


 敵のいる場所に向かって走る。目眩ましとしてあらかじめ作った針を周囲に撒き散らしながら。


 そのおかげで敵が咄嗟に撃った銃弾は彼女には当たらない。


平民「来るな!」


 恐怖のあまり敵の平民は声を出してしまう。おまけに足が後ろに下がっていた。


リザ「これでも食らいなさい!」


 判明した敵に偽物の拳銃を全力で投げた。偽物とはいえかなりの重量で投げれば武器になる。


 敵の頭に命中し気絶する。それに伴い透明化が解除され姿が見えた。リザは即座に拘束して動けないようにする。


 これで今度こそ終わった、そう感じた後に奥から新たな足音が聞こえてくる。


 彼らを嘲笑うように男は現れた。


ガレスト「クズの奴隷にしてはよくやった。だがこいつらは所詮平民だ。貴族であるこのガレスト様が殺してやるよ。圧倒的な能力の差を見せつけてからな!」

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