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能力社会  作者: コイナス?
1章 憎しみの世界
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24話 決闘

ゼスト「ガイアと決闘することになった。」

リリア「?全く訳が分からないわ。説明して。」


 ゼストはあの後ガイアと共にリリアのところに来ていた。こうなった経緯を説明するとともに彼女の合意を求めた。


リリア「ガイアさんは決闘なんかで決めていいの?」

ガイア「これは俺から提案したことだ。それにゼストはこうでもしないと諦めないだろう。それにゼストに負けるくらいなら俺はそれまでの人間だ。リリアさんはあまり気持ちのいいものではないと思うけどどうか分かってほしい。それとこれは婚約の破棄を決めるものであってこの決闘で婚約成立というわけではない。」


 リリアは少し呆れた様子で二人の決闘を承諾した。



 決闘の時間となり、決闘の場所の広い庭に三人が集まった。審判は後からくる執事が行うことになった。始める前にガイアがおおまかなルールを説明する。


・能力や手持ちの物は使用可能

・相手が降参するか戦闘が不可能な状態となるまで行う

・第三者への攻撃、または介入を禁止

・戦闘エリアとなる庭を出たら敗北とみなす

・万が一覚醒した場合でもそのまま続行

・審判の指示には従うこと


ガイア「ざっとこんな感じのルールでいいか、ゼスト。」

ゼスト「まあ、いいけど。決闘で手持ちの物っていうのはいらないじゃないのか?」

ガイア「お前が使うものはこの中から好きなものをいくつか選んでくれ。お前の能力が決闘向きじゃなかったら公平とはいいにくい。俺の能力は決闘に使えるから問題はない。」


ガイアは家からさまざまな小道具や武器を持ってきた。彼なりの能力差を埋めるための配慮だった。ロープや果物ナイフ、輪ゴムなど普段日常で使うものから小型爆弾、拳銃など少し危なそうなものまであった。拳銃の弾はプラスチックで命中したら傷がつく程度のもの。決闘でこれを使ったら反則だろ、とゼストは内心思いつつ持てる範囲で選んだ。


ゼスト「少し拳銃を試し撃ちしていいか?」

ガイア「練習は何発でも構わないが決闘本番で使用できるのは六発までだ。」


 ゼストはガイアの言葉に甘えて動かない的で練習をした。元々、射撃の才能があったみたいで短時間で的に八割が当てられるようにまでになった。


ゼスト「練習はここまでにして決闘をそろそろ始めるとしよう。」


 ガイアは執事に審判と開始の合図を任せ準備を行う。両者が向き合い開始を待つ。


執事「それでは始めてください。」


 ゼストは開始の合図とともに即座にあらかじめ一発弾を込めた拳銃の引き金を引く。


ゼスト(ルールの範囲内だ。悪く思うな!)


 当たる可能性は低いが相手は突然の不意打ちで優位性を失うこととなる。しかし、ガイアは一瞬の間に氷の障壁を作り弾丸を防ぐ。まるでゼストが拳銃を選んだ時からこうなることを予期していたような反応だった。


ガイア「俺もお前の立場なら同じことをしただろうな。拳銃はすぐに使えるからな。だが、それが通じるほど俺は甘くない!」


 ガイアは刃のように尖った氷を生成しゼストに向かってそれをいくつも投げ突ける。ゼストは回避運動を行うがその一つが体の一部に当たり、あった箇所から僅かに血が出てくる。


ゼスト(やられた!)

ガイア「まだ、降参はしないだろう?」

リリア(二人ともあまり無茶はしないで!)


 ゼストはこのままではまずいと思い前に出る。ガイアはゼストを向かえ討とうと氷を生成する。少し距離が縮まった時ガイアの視線に妙な物が映り込んだ。その時にはもう遅く腕を少し切る。

 その妙な物とはロープの先に果物ナイフを付けたものでゼストが近距離武器として振り回して使用した。


ガイア(ナイフとロープであんな使い方があったとは!それにゼストは能力を今まで一度も使っていない。平民とはいえ侮れるものではないはずだ。)


 ガイアは近距離では不利と考え後ろに下がり防戦を試みる。距離ができるが、ガイアが氷を投げる前にゼストが拳銃で隙を与えないように撃ちまくる。さっきと同じように障壁で合計で六発を防ぐ。さっきとは違い弾が当たった音にかなりの違和感があった。ガイアは弾切れを狙い、障壁を解除してから距離を保ちつつ攻撃体勢に移行する。


ガイア(弾切れならナイフにさえ気を付ければ!)


 そう思い込んだガイアに銃弾が彼の近くをすり抜けた。障壁がなかったため当たったら危ないところだった。それよりもガイアはまだ弾があることに驚く。足元を見ると輪ゴムが散乱していた。


ガイア(まさか、さっき防いだのは輪ゴムか!小賢しい真似ばかり!!)


 ガイアは氷を爆散させゼストの視界を奪いその間に急接近する。対応しきれないゼストに向かって蹴りを入れ拳銃をはじき飛ばした。反撃とばかりにゼストはロープを振り回すがガイアにロープを掴まれナイフごと凍結させられる。ゼストは咄嗟にロープから手を放すがこれで拳銃とナイフ、ロープは使えなくなった。


ゼスト(このまま追いつめられると負ける!)

ガイア(ここから追いつめてやる!俺は負けるわけにはいかないからな!)

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