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能力社会  作者: コイナス?
2章 変わり始める世界
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15話 交差する戦場2

ゼスト(まだ来るのか!)


 ヘリコプターの襲撃を凌いだ後、また別方向から殺気を感じ取る。だが、こちらを見ている気配は感じても今は襲ってくるわけではなかった。存在は分かっていてもどこにいるのかまでは分からなかった。殺気を放っている以上は敵であることは確実。


ゼスト「近くにいるのは分かっている! 出てこいさもなくば」


 彼にできることは敵が姿を現すことを待つだけだった。


 ……戦場には似合わぬ静寂が続く。まるで音の存在が消えたように。ゼストには自分自身の心臓の音のみが鮮明に聞こえてくる。彼の中の砂時計が減っていき、焦りとなって積もっていく。


ゼスト(ジェノサイドスレイもまだ残っている。どこの誰かも分からない奴に時間は割けない。だからといって放置すればこちらが危うくなる。)


 そんな中で先に向こうが音を鳴らした。それは何かが地面に落ちる音。思考すら捨ててその場所に銃を構えた。そこには落としたと思われる銃弾しか見えなかった。能力で姿を隠している可能性などを考えてしまう。

 音自体がカモフラージュで本当の敵はゼストの背後に潜んでいた。ゼストの反応とともに敵は彼に高速で接近する。


ゼスト「何!?」


 背後の存在に気づくものの攻撃できる体勢ではなかった。彼が振り返るよりも先に敵は首を殴り付けた。ゼストは喰らった衝撃を耐えつつ、向きを変えながら後方に下がった。そこで初めて敵の正体が掴めた。

 男性で見かけはゼストと年は大差ない。ただ大きな違いは服装にあった。相手は帝国軍の軍服をまとっており、武装自体はしていない様子だった。無論、隠し持っている可能性は否めない。


ゼスト「まさか、軍人か!」


 彼は今までジェノサイドスレイとの戦いが主であり軍と戦うことなど想定していなかった。しかし、人質などで民間人を少なからず巻き込んでおり世界的に見ればゼストもただのテロリストでしかない。狙われる理由としては十分だった。


軍人「お前が不殺の悪魔か。」


 そう言いつつ、こっそりと軍人が合図を送る。


 周囲から八人の軍人が姿を見せた。それもゼストを囲うようにそこにいた。ゼストは殺気が一人分だったため複数人とは予期できていなかった。


 

 ゼスト(まだ来るのか!)


 ヘリコプターの襲撃を凌いだ後、また別方向から殺気を感じ取る。だが、こちらを見ている気配は感じても今は襲ってくるわけではなかった。存在は分かっていてもどこにいるのかまでは分からなかった。殺気を放っている以上は敵であることは確実。


ゼスト「近くにいるのは分かっている! 出てこいさもなくば」


 彼にできることは敵が姿を現すことを待つだけだった。


 ……戦場には似合わぬ静寂が続く。まるで音の存在が消えたように。ゼストには自分自身の心臓の音のみが鮮明に聞こえてくる。彼の中の砂時計が減っていき、焦りとなって積もっていく。


ゼスト(ジェノサイドスレイもまだ残っている。どこの誰かも分からない奴に時間は割けない。だからといって放置すればこちらが危うくなる。)


 そんな中で先に向こうが音を鳴らした。それは何かが地面に落ちる音。思考すら捨ててその場所に銃を構えた。そこには落としたと思われる銃弾しか見えなかった。能力で姿を隠している可能性などを考えてしまう。

 音自体がカモフラージュで本当の敵はゼストの背後に潜んでいた。ゼストの反応とともに敵はゼストに高速で接近する。


ゼスト「何!?」


 背後の存在に気づくものの攻撃できる体勢ではなかった。彼が振り返るよりも先に敵は首を殴り付けた。ゼストは喰らった衝撃を耐えつつ、向きを変えながら後方に下がった。そこで初めて敵の正体が掴めた。

 男性で見かけはゼストと年は大差ない。ただ大きな違いは服装にあった。相手は帝国軍の軍服をまとっており、武装自体はしていない様子だった。無論、隠し持っている可能性は否めない。


ゼスト「まさか、軍人か!」


 彼は今までジェノサイドスレイとの戦いが主であり軍と戦うことなど想定していなかった。しかし、人質などで民間人を少なからず巻き込んでおり世界的に見ればゼストもただのテロリストでしかない。狙われる理由としては十分だった。


軍人「お前が不殺の悪魔か。」


 そう言いつつ、こっそりと軍人が合図を送る。


 周囲から八人の軍人が姿を見せた。それもゼストを囲うようにそこにいた。ゼストは殺気が一人分だったため複数人とは予期できていなかった。

 

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