6話 クーズを殺せ2
ミーアたちは一度、移動先でクーズの生死を確認する。
ミーア(やはりこの程度では殺せない。逃げても相手も追い付いてくる。あの男の能力は計り知れない。弱点をつかなければ絶対に勝てない。)
最悪の状況で最悪の考えてしか出てこなくなってくる。
シェリー「増援を呼んでいるが私たちがどこまで持つか分からない。」
ここでクーズを殺さなければ他のジェノサイドスレイの仲間が犠牲になる。シェリーは仲間に注意を促すため再度連絡を取る。だが、通信機の反応がない。彼らの近くに置いてあったカメラの映像も映らない。
シェリー(一体何が起きているの? まさか他にも敵がいる!?)
クーズとは別の者がジェノサイドスレイを殺して回っていた。そいつはキル・コープス。研究所から脱出したキルたちは近くの街で潜伏していた。そんな中でキルだけが混乱に乗じてジェノサイドスレイを狙っていた。
キル「ジェノサイドスレイ内で内乱でも起こっているのか? いずれにせよ好都合だ。いくら殺しても俺の仕業とは思われない。」
爆弾を使い建物ごと爆破して殺害していた。隠されていたカメラも煙幕で見えなくしてから破壊していった。フルフェイスのヘルメットで顔を隠しているとはいっても正体がバレたら一貫の終わり。いまだにシークレットたちとも連絡が取れておらず一人では限界があった。それでもジェノサイドスレイを一人でも多く葬りたかった。
キル(ジェノサイドスレイは俺が殺してみせる!)
クーズ「突然失礼します。貴方は誰ですか?」
キルの前にクーズが瞬間移動で現れる。キルは突然現れた男に動揺する。
キル(こいつは何者だ? ジェノサイドスレイなのか?)
キル「私はただの通りすがりです。名乗るほどの者ではありません。」
クーズ「そうですか、私はクーズ・デスネ。ジェノサイドスレイを探しています。ご存じありませんか?」
キル「今生きている者はこの近くにはいません。ここから離れたところにいるみたいです。それでは失礼します。」
キルは得たいの知れないクーズから一刻も早く離れようとする。
クーズ「貴方、ジェノサイドスレイのメンバーを殺しましたか?」
キルの足が動く前にクーズが銃を向ける。何の能力も使えないキルは切り抜ける術がない。嘘でもついてやり過ごすしかなかった。
キル「私は殺していません。なぜ彼らが死んでいると?」
クーズ「簡単です。貴方はさっき生きている者と言った。それに貴方からは私と同じ匂いがする。殺していないというのも嘘ですね?」
キル「嘘ついてすいません。彼らには突然襲われたもので、能力の爆弾で殺すしかありませんでした。」
キル(こいつはジェノサイドスレイにしては妙だ。どちらにしろ早く逃げなければ他の者にも見つかる!)
必死でばれそうな嘘を続けてついてしまう。
クーズ「貴方は爆弾の能力者なのですか?」
キル「はい。ただ制限などがあるため何度も使えません。ここから早く立ち去りたいのですが、どこかいい逃げ場はありますか?」
クーズ(彼からは敵意を感じない? 顔を隠しているから分からないけど能力が発動しないからおそらく合っている。)
クーズ「瞬間移動で送りますよ。」
キル「すいません、ありがとうございます。」
キルは遠くの場所に送ってもらった。彼は臆病で弱すぎたためクーズと戦うことはなかった。




