4話 敵はクズ、いいやクーズ
不殺の悪魔だけでなく皇帝の攻撃によってジェノサイドスレイは壊滅していた。そのなかで残ったのは無秩序の残党ども。ただでさえ民衆の暴徒化と変わりがないくらい酷かったが、今回で残党はただの無法者となった。奴隷以外にも難癖をつけ襲う始末であった。
その一人、クーズ・デスネは同じジェノサイドスレイも見境なく殺戮を続けていた。元々は死刑囚でキル・コープス事件の混乱で脱獄に成功した。自由になった彼は人を殺せるという理由でジェノサイドスレイに入った。最初は雑用係だったが今では組織内では最強ともいえる存在になった。不殺の悪魔の噂を聞いても恐れをなさしていなかった。
クーズ「さあ、さあさあ! 今日も殺害数を稼ぐのです。」
人目を一切気にせずに民家に入っていく。住人に遭遇すると否や包丁で刺していく。まだ殺しはしない。
クーズ「いいね、いいね! いいですね!」
彼は住民の苦しむ姿を見て喜び子供のようにはしゃぐ。
クーズ「さてクイズです。正解すれば逝くことができます。不正解なら殺します。私は最強の能力を持っています。それはなんでしょう?」
住民は恐怖のあまり咄嗟に様々な恐ろしい能力を想像してしまう。クーズはそれを理解し、そして感謝した。
クーズ「貴方は最高です! 貴方の想像通りでーす! ですから少し後に逝かせますよ。」
クーズは民家を去ろうとしたとき、後ろから銃を突き付けられる。相手は同じジェノサイドスレイだった。
メンバー「動くな! お前は仲間を殺しすぎた。報いを受けろ!」
クーズ「彼らも奴隷と同じ人間です。何故、人を殺している彼らを殺したらダメなのですか?」
メンバー「このサイコパスが!」
クーズ「貴方も私も同類です。」
メンバーはクーズの発言に対して言葉で返さず、行動で示した。クーズは倒れて血を流している。念のため何発か追い討ちをかけた。メンバーはシェリーに目標の始末を連絡する。
メンバー『シェリー、目標は死亡しました。これより帰還します。』
シェリーは暴走したジェノサイドスレイを始末し組織を再編としていた。ミーアやサリオ、テリオ、多くの仲間が彼女についてきていた。
シェリー『ありがとう、ごめんなさい。仲間を殺すような真似をさせて。』
クーズ『私は構いませんよ。』
通信機から聴こえるはずのない声が聴こえてくる。通信機を持っていたはずのメンバーはもう死んでいた。
クーズ『シェリーさんですか。幹部の方と話ができて光栄です。さあ、楽しい殺し合いをしましょうか!』




