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能力社会  作者: コイナス?
1章 憎しみの世界
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104話 悪魔の戦場4

ゼスト(ここまで死体が出てくるのは流石に予想外だ。しかし、手段はある。)


 ゼストは拳銃を持ったまま今度は死体に照準を変える。ガイアやサリアの死体が動いてきた時点でこれでは止めれないことは理解している。それでも狙える分の死体の頭を撃ちまくる。


死神「それで止められるわけないだろ!」


 ゼストは今いる部屋を飛び出し、一度逃亡を図る。彼の能力も無限に使用できる訳ではない。損傷のあった死体が動いている以上、手足を裂いても動く可能性が高い。動きを止めるには死体のほぼ全てを燃やす必要がある。

 

ゼスト(やはり死体は俺を追って来ている。死体は服装などを見る限り奴隷がほとんどか。)


 彼は逃げながら自らの体に異変が何か確かめる。死体による能力の影響がないとは限らない。ある程度、死神との距離を取った上で死体たちを迎え撃つことにした。数も多く、拠点の外からも来るためかなり部が悪かった。


ゼスト「死んでいるからさっきのように頭を撃たせてもらう!」


 両手に銃を携えて死体の頭をひたすら狙って撃った。頭に穴が空いても彼らは構わずに進んでくる。足にも撃ってはみたものの銃弾程度では足止めにはならなかった。


ゼスト(ガイアの能力は使ってこない。ということはやはり脳の損傷があれば能力は使用できない。死神から死体は引き離すことができた。あとは……)


 ゼストは死体の群れに突っ込み片っ端から焼いていくことにした。死体による能力の使用がなければ対処はできる。

 頭を掴んでは炎で燃やしていく。焼いた数が十体を越えて辺りから肉の焦げた匂いが建物中に広がていく。しかし、外から増えた分のも含めてあまりにも数が多いためゼストの動きが鈍くなってくる。


ゼスト「まだか!」


 疲労が溜まり、死体の一人に右手首を押さえられる。炎は手から出すため手首を押さえられると攻撃ができなくなる。動きが止まってしまい左手も押さえられてしまう。


死神「そのまま殺せ!」


 死神が死体に命令を下し、ゼストにトドメを刺そうとする。だが、その直後死神の頭が揺らいでくる。


死神「何だ、これは……」


 死神は気絶して倒れた。その影響で死体の動いが全て止まる。


ゼスト「間に合ったか。」


 ゼストは予め拠点の各場所に特殊な透明の催涙弾を仕掛け遠隔で作動するようにしていた。死体の頭を撃ったのは能力による催涙弾の妨害をさせないためと嗅覚を奪うためでもあった。死神の嗅覚も奪う必要があったため、あえて派手に死体を燃やし臭いを充満させた。


 ゼストは動かない死体を燃やしていく。そこにはサリアとガイアの死体も含まれる。


ゼスト「今度こそ……さよならだ。」


 もうあの時みたいには躊躇などしなかった。

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