103話 悪魔の戦場3
後方で支援しているジェノサイドスレイと拠点に待機していたメンバーたちがタイミングを見計らい動き出す。
内通者(人が減った。動くなら今か。)
内通者たちは通信機で合図してから、銃を仲間だったメンバーに突き付け脅した。
内通者「誰も動くな。動けば撃つ!」
複数の場所で同様の行動が同時に起きる。これで外部との連絡やゼストに対する攻撃を軽減できる。内通者は十人以上存在しているため、ほとんどの場所が行動不能となる。
勿論、脅しに屈しない者や能力で対処される者は事前に作戦が始まる前に襲って無力化をしていた。今のジェノサイドスレイの残る戦力は死神とその周りのみ。
死神「他との連絡が取れないだと! 一体どうなっている!?」
メンバー「分かりません!」
死神がいる拠点は混乱し、指揮系統が麻痺する。もはや他のところが壊滅しているなど知りもしない。
ゼスト「後はお前たちだけだ。」
混乱の内にざるとなった拠点にゼストは乗り込み死神の前に姿を現した。
メンバー「何者だ!?」
ゼスト「お前たち雑魚は消えろ。」
ゼストの視界にいるメンバーを狙い撃つ。銃弾は急所を逸らして手足に命中する。死神だけはメンバーが庇うのを防ぐため敢えて狙わなかった。
死神「お前は……あの時のガキか。よくもここまで来れたな! 奴隷どもが手助けしたのか? だが、調子に乗るのもここまでだ!」
仲間が全員動けない状態なのに死神は一切怯まない。まるで仲間などいなくても関係ないと言わんばかりの強気だった。
ゼスト「もう増援も来ない。死体もなければお前はただの雑魚だ。」
それを聞いた死神が笑う。
死体「まさか、俺に勝つつもりなのか? 俺を誰だと思っている? 死神だぞ!」
そう言った直後、拠点の床を突き破り無数の死体が這い上がってくる。そこには頭が撃たれたままのガイアの死体と無残な姿のサリアまでいた。
死神「まさか、奥の手を使うことになろうとは。襲撃される可能性も考えて死体を用意していたんだよ! これだけじゃない、拠点の外にも囲むように存在する。追い詰めたつもりかもしれないがお前が追い詰められたんだよ!」
死神の前に無数の死体が壁となり銃などの飛び道具は届かなくなった。死体を倒すには無数の動く死体を突破しなければならない。
死神「これが最強の俺の力だ!」




