102話 悪魔の戦場2
ゼストはリザが退却したのを確認した後、次の敵に備える。死神はエースグは失敗した時に備えて大勢の手下を用意している。エースグからの連絡が途絶えた時点で動くように指示を出していた。そこ者たちが既にゼストの周りを包囲していた。彼らは横たわっているエースグたちを見てゼストを警戒する。
ゼスト(四十人ほどか。これが終わったら陽動はおしまいか。)
ゼストは事前に得た情報で相手の能力を知り尽くしており、この場には不利となる能力はいなかった。
ゼスト「一応、警告はする。抵抗しなければ手足は残してやる。」
メンバー「ふざけるな! 全員撃て!」
言葉の間に溜めていた力を放出し、この辺り一帯に炎を現出させる。勢いで周りが燃えているように見えるが実際にはほとんど燃えていない。これで何人かは発射できずに撃ったのは数人だけとなった。しかも突然の炎で反応がかなり遅れていた。
ゼストは研ぎ澄ました感覚と発砲音で銃弾の軌道を判断し回避行動に出る。十のうち六は避けて残りは手から出した火で燃やして止めた。
指示を出していたメンバーの一人にゼストは急接近し、両手は切って首を掴んで持ち上げた。
メンバー「誰か……助け……ろ」
ゼスト「この作戦に何人参加している?」
メンバー「百五十人だ……苦しい……」
ゼストは持ってる情報の真偽を確かめた後、目玉焼きにして彼を生きたまま投げ捨てる。他の囲んでいたメンバーは距離があったため、ゼストは銃を取りだし足を撃って逃げる手段を奪う。その上で倒れた者を盾にしたまま一人ずつ手足と目を奪っていく。
生々しい叫び声が響いては沈黙して、それが全員終わるまで繰り返し続いた。ゼストの近くには無造作に捨てられた切られたての手足が無数に転がっていた。ダルマにされた多くのメンバーも存在し、死にそうな者には特殊な注射を打ち、生きた屍を作り出した。彼らジェノサイドスレイには命くらいしか残っているものはなかった。これで反撃などできる余地はない。
ゼストにとっては彼らの命が残っていれば、手足や精神がどうなろうとどうでも良かった。
ゼスト(これで何人か減った。そろそろ内通者が動くな。)




