第41話 林間合宿(裏)9 全てが整った
昼食の時間となった。
なんとか気持ちを切り替え、今やらなければいけないことをやろうと考えた。
俺は佳と食事をしつつ、駿斗を見ていた。
駿斗がスマホを手に取り、驚いた表情を見せた。
俺は千明に「メッセ」まで打ったところで返信が来た。
「返信きた返信きた返信きた返信きた返信きた返信きた返信きた!どうしよう、返信していい?電話しちダメ???」
「何も返すな、電話もダメだ。未読のままでいろ」
「うぅうぅぅギャー―――!!!」
「この後は、できるだけ一人にならないようにな。駿斗との会話は避けろよ」
「分かったよぅー」
「もう少しの辛抱だ。頑張れ」
よし。これで駿斗と千明は、あの時間、あの場所にいる。これで………
サバイバルゲーム
練習の時、俺は考え事をしているうちに思わず一発目で、的のど真ん中を打ち抜いてしまった。周囲を見渡すと、みんな的に当てることに集中していたため、俺の射撃シーンを見た人物はいなそうだ。俺は額に冷や汗をかいた。
本番は手を抜いているのがバレない程度に活躍した。クラスメイトも徐々にゲームに慣れていき、駿斗の指示のもと戦術を変えていった。相手にパターンを読ませない動きで勝ちを重ねていった。
しかし、五組にはサバイバルゲーム経験者が三人もおり、風を読んだ正確な射撃、思いもよらない奇襲の数々。それでも接戦に持ち込みそうになったが、敗北。
最終的に3位という形で幕を閉じた。




