ピープル退治その2
その頃北の森では…
バシャン!
ドッカン!
ガラガラ!
「くっ!」
ズサーーー!
「何という事ですか…ここまで予想外の展開になってしまうとは……最悪な敵が現れたという事ですね。」
ヒヒ〜ン!
パカパカ…
「……女俺がどう言った存在がわかっていての対応。実に面白い…しかし人間がピープルに勝てるなぞ無駄な足掻きというもの…ここであったが運の尽きだな。」
「あら?それは私が負けていると言う事が確定の意味でしょうか?確かに驚きましたが、今で起こっただけの展開です。その後どうなるかはまだ分からないと思いますけど…」
「いいや残念ながら既に勝敗は決している。お前の身体に俺のリビングデッドが身体に入った。つまりお前はこの森で死ぬか俺を殺さなければ死んでしまう。哀れで滑稽だな。」
一々発言がムカつきますね。そのまま張っ倒して地面に埋めてしまいましょうか。
「ではあなたをとっとと始末すれば何も問題ないと言う事ですね。」
「………ふむどうやらここでの圧倒的な戦闘力の差がまだ分かっていないらしい…ならば死を迎える前にお前には絶望と言うものを味わってもらおうか。」
「………」
さっき強烈な攻撃が私に炸裂してダメージが負ってしまって、危ういかなと思っていましたが、よくよく先程身に染みた感覚…どうやら私の想い過ごしでした。
「……あなたそこまで強くありませんね。」
「なんだと?」
「物凄い攻撃をしてきたかと思っていたら、少し手が痺れただけでした。コレならば相手は一夜さんとかで技の出せる練習とかでやってもらった方が良かったかもしれませんね。」
「舐めるなよ…小娘が…」
バチバチ…
先程と同じ落雷攻撃ですか…やはり私が相手ではなく一夜さんが相手をした方が1番良かったかもしれませんね。
「食らえ!ダークプラズマ!」
バシャン!
目の前に放たられる黒い稲光…音速とも言える様な速さで千夜へ真っ直ぐと向かい黒焦げにさせられてもおかしくないレベルな筈なのに彼女は微動だにせずそのままの位置から動こうとはしなかった。
「は!怖気付いた!所詮は口だけだ!俺がピープルの中で1番強いと言う事を認識してもそれはもう時既に遅し…何!?」
ヒュワ〜ン!
黒い稲光は千夜が手のひらを向けてそのまま吸収するかのように相手の攻撃を無効化にして自分の手の中にへと収める。
「お、俺のダークプラズマが!」
「お返しです。」
サ!
バシャン!
「ぐぉぉぉぉぉ!!!」
プシュ〜
黒い稲光を吸収しそれを何処からなのか空間へと連動させそのままデュラハンは向かって直撃し乗っていた馬共々その場で硬直しながら黒い煙をたて動かなくなる。
「……手応えはありました。しかしそれで終わるわけでは無さそうですね。」
「その通り!」
シャワン!
デュラハンは受けたダークプラズマをまるでものともせず平気そうな感じで鎧のままあちこち体を動かすまるで準備運動をしてるかの様にして…
成る程デュラハン自身に自信の攻撃ご通ずると言うのはまず不可能と言うのが今のでハッキリと分かりました。となれば彼には何かしら弱点があるはずで自身には効かないタイプ…恐らく雷系は無効化とされる。
「ふっ…ならばやはりここには一夜さんがいなくて正解だったようです。しかし他の技で何かしらレパートリーがアレがそれで反応を伺えるのですが…」
「ふははは!俺の弱点を探ろうとしているかもしれんが、それは無駄な事だ。」
「ほう〜それは是非お聞き願いたいですね。理由は勿論あるんでしょうか?」
「ふっ俺達ピープルはそれぞれの属性タイプのものは通用しない。俺達は特効あり気のタイプの技でしかダメージが通らない。しかしそんな特効ありきなものがお前達人間にあるとは思えないがな!」
「でさ参考までにあなたはどの特効がお効きになるのですか?」
「何故そんな事を聞く?まぁ聞いた所でお前にそれが備わる様な力があるとは思えないながな…大サービスだ。答えてやるよ。俺の弱点は天の力だ!天という単語というのが出たならば、範囲的に癒し系か回復が妥当とされるかもしれんが…残念ながら俺にそう言った魔法類は意味がない。」
「つまり通常魔法だけではあなたに効果がないとそう言いたいのですか?」
「その通りだ。だから無闇にこの森に入ってくる者はおらん。入ってきた奴らはそんな力が持たずただの棒人間でしかないならな。」
「ですが、その言い方からすると何かしら混合されたものななら天という特効ありきなもので倒せるとそう言うわけではあるのですよね?」
「ああ?お前頭が悪いのか?さっきから何がいいたい?」
「ですから私はあなたに聞いてるんですよ。そう言ったものがもし存在するならば……単に私が生成すればいいだけの話し違いますか?」
「………待てそれはいったいどう言う意味だ。」
千夜は懐からあるミニ袋を出し何もない場所にそれを開き振り撒きながらもう一つのポケットであるミニ瓶を開け宙にばら撒く。そしてその意味する行為は…
「!?まさかお前!」
「あららもう気付いてしまったんですね。はいその通りです。」
ブワーン
デュラハンは何かに気付きだし、勢いよくその場から離れようと馬を走らせ退散しようとする。しかし…
ブクブクブク…
ボチャン!
「しまった!魔沼か!」
「さようならです。」
ブーン!
パン!
「ぬぉぉぉぉ!たかが人間如きにこの俺様が!」
ヒュルルル…
シュポン!
デュラハンはハマった沼から脱出しようと試みたが、あっけなく千夜が生み出した空間の中へ捻り込みながら姿そのものをなかったかの様に消失させる。
「人間如きですか……ふふ、中々良い単語ですね。私自身人間だと言うのを忘れてしまうぐらい妙な強さを手に入れてしまいましたが…まぁその辺に関しては世の情けって事で……いえ使い方がおかしいですね。この場合は何て言えばいいのでしょうか……まぁ別に構いませんか…それにしてもまさかいとも簡単に上手くいくとは…空間で天の力を発生させそれを吸収するかの様にして捻じ込ませる。並大抵の人間ではまず不可能に近いやり方ですけど…元が7魔神ですしね。」
ドッカン!
バシャン!
ガヤガヤ!
南の森でやたらと活発的な音共に森の奥から動物達がコチラの方角へ真っ直ぐと逃げ込んでいる様子が見られる。
「コチラの方角はまさか一夜さん。」
ドドン!
バン!
ズシャン!
戦闘から察するに無謀な状態で襲撃を受けてるパターンが見られますね。まだ一夜さんは規制された力が解放できていない…それに…
「あちら側は2匹いる。外れはあっちでしたか…クソ!」
千夜は急いでその場から走っていき空間を利用しながら1秒でも早く一夜のもとへと駆けていく。
………東の森
「うわ〜ん!」
ガルルル!
バウバウ!
ガルルル!
「何で!何で!何でさっきからガヴの事を追いかけまわしてくるの!ガヴ何かした!!」
追いかけてくる魔獣化した犬達はガヴリエルの事を餌みたいだと思い四方八方から追いかけ回しどうやら疲れさせる為に意思疎通しながらカブリつこうとする。
ヒョイ!
ヒョイ!
ヒョイ!
「ぬぬぬ!もういい加減にしないと本当に怒るよ!ガヴ怒ったら物凄く怖いんだから!」
ぐふふふふ…
「え…何か笑ってる。もしかしてガヴの言葉がわかるの…だとしたらこいつら強敵かも…」
バウ、バウバウ…
グルル…バウバウ…バウ
「な、何言ってるのかサッパリ分からないけど…とりあえずここから逃げないと…」
ぐぅぅ〜
スン!
スン!
ガサガサガサ…
ガサガサガサ…
「え?」
ヒュン!
カキン!
ヒュン!
カキン!
何処からか現れたのか暗闇でよく見えず2匹は左右に現れガヴリエルに向かって一気に噛み砕こうと迫る。
キュイン!
パン!
しかしその瞬間ガヴリエルの身体から勢いよく光が解き放たれ2匹の犬達は目眩しを食らう。
グルルルルル…
いったい何事かと思い遠く離れた場所の一匹は警戒をしてその光が収縮するのを待ち様子を伺う。そして段々とこうごうしかった光は落ち着きを取戻し何事も無かったかの様にそこにガヴリエルは立っている。
…………
他の犬達同様何か妙だと思い始め警戒し周りをぐるぐるしながらガヴリエルの事をまるで品定めをするかの様に上下見下ろしながら何もないかと確認する。
クイクイ…
首でいけと合図する一匹の犬。その一匹は威嚇するかの様に唸りながら勢いよくガヴリエルへ向かって噛み砕こうとする。
パシン!
キャイン!
向かってくる犬に対しガヴリエルは下を向きながら小さな手で犬の顔に平手打ちをしそのまま地面へ向かって顔を引き摺りながらダメージを受けた鳴き声を出し瞬時に体勢を立て直す。
グルルルルル…バウバウバウ!
さっきまでとはうって変わってまるで様子が変わったかの様に思えた犬達は威嚇し物凄い勢いでガヴリエルへと吠え出す。
「五月蝿いですね。コレだから躾のなってない犬達は嫌いなんですよ。」
ガヴリエルはそのまま顔をゆっくりと上へ向きコチラに敵視する犬達に文句を言う。
「……3匹ですか。全くこの程度で人格入れ替えなんて…あの子は本当に何を考えているのか…いやそもそも人格変えにあの子に意思なんてありませんでしたね。とすれば無意識に危険を察知して入れ替わった。ふむコレは中々にイレギュラーですね。」
ガウガウガウガウ!
何独り言を言ってやがる。俺達を無視するなというような吠えつき…
ギュイン!
ズドン!
ガタガタガタガタ…
そんな五月蝿い吠え方をする犬達に人格が入れ替わったガヴリエルは謎の大きな光の力を発動させ自身の周りに地響きを鳴らし犬達を黙らせる。
グルルルルル…
「さておいたするワンコロ達に正式な粛正をしなければなりませんね。ふふふ、久々に腕が鳴るというものです。」




