ピープル退治その3
グッパグッパ…
ガヴリエルいやセラフィルは自身の身体の感覚をまるで試すかの様にして腕を曲げたり手を開いたりとじたりして、準備運動をするかの様にして確認をする。
「ふむ、まぁ第6世界と比べてここでの世界は些か体の不自由みたいなのがあったりするのかと思ったんですが、どうやら杞憂みたいだったですね。ガヴリエル自身も一応対策として避ける能力も発動していたっぽいですが…まぁ問題はないでしょう。」
ガルルル…
犬3匹は更に威嚇を強くしセラフィルをビビらすように迫り込む。
「ふぅ〜それで脅しのつもりですか。所詮は犬っころですね。会話ができなければ吠えて威嚇……あ、言葉が通じないのですから当然と言えば当然でしたね。」
サ!
シュン!
サ!
シュン!
ダダダダダダ!
2匹の犬は影の中に入り移動し先程と同じ様に左右での攻撃をしかける。そしてもう一匹はそのまま真正面に向かって走っていきセラフィルに噛みつこうと勢いよく地面を蹴って飛びつこうとする。
「はぁ〜あまりにも知能もかけらもありませんね。」
ピカン!
キャイン!
ドス!
ドス!
ドス!
セラフィルは目の中に秘めた星の輝きを発動させ自身の体をまるで閃光弾の様に炸裂させ影の中にいた犬2匹と正面に向かってくる犬を目眩しとその中にあった闇の力を払い除け気絶させる。
「………」
セラフィルは一息つき気絶した犬達の所へ近づき様子を確認する。
「そう。操られていたのですね。僅かに残る残滓コレは…もしかすると…」
おいおいマジかよ〜俺が一生懸命躾けたワンコロ達が一瞬にして全滅だ?テメェ何者だいったい…
姿は見えず声だけが反響して森全体に響き渡る。
全体が暗いのを利用して私に悟られないよう上手く立ち回って行動をしています。声で大体の位置は何となく把握はできますが…その部分の位置までは捉える事ができない。
「そちらこそ影でコソコソとしていったい何者なんでしょうか?仕掛けるならとっととしてほしいものですけどね。」
は!笑わせるな。俺が貴様みたいな小娘にわざわざ姿を現して仕掛けるなんざ三流のする事だ。俺は他のピープル達と違って疑り深い性格なんでな。俺のペットをいとも簡単に浄化させられる力を持つ相手なんざ寧ろ素直に出ると言うのがおかしいだろう普通。
「ふぅ〜それだと矛盾してまった言い方になりませんか?三流のする事をあなたは私に警戒して前に出てこないと言います。それはつまり他のピープルと同じ三流の考えで出ても負けてしまうとそう判断したのではないのですか?」
くくく、笑わせるなよ。俺の言葉にそこまでの意図がある様な例えは必要ねぇ。そんな例えをする暇があればまずは身の回りを警戒するべきだったな。
「………コレは」
グニュグニュグニュ…
マットハウスト…地面を歪めさせ泥状態にさせる。お前の周り一帯全てを沼にさせた。体が小さかろうが何だろうが柔らかい場所に少しでも重りがあるものはその中へ吸収される。万事休すだな。
「……やれやれコレ如きに私がそのまま沼にハマってしまうとそう言うのですか?」
何?
ピカーン!
な、何だ!この眩しい光は!
「あなた方ピープルはどうやら暗闇を利用して攻撃するのが得意とされているそうですが、それはかえってあなた方にとって相手をする者を限定しなかったのが間違いでしたね。私を相手にした事ここで後悔させてあげますよ。エーテルライト・バースト!」
キュイン!
グツグツ…
シュン…
周り一帯を泥状態にさせたものがそのまま普通の地面と化して相手の攻撃する技を防ぐ。そしてついでに周辺一帯を頭上に飛ばした光の塊が弾けだしそのまま一定時間輝き周りを照らす。
「ぐぉぉぉ〜ま、眩しい…き、貴様何をした!」
「普通に木の上からコチラを眺めて観察していたという事ですか。実に浅はかなりですね。でもまぁ位置が分かればあとは問題ありませんね。それにそこまで強そうではありませんし…」
「俺の問いに答えろ!いったい何をした!」
「一々五月蝿いですね。仕方がありません。私がその問いに答える代わりにあなたがいったい何のピープルかも教えてもらいますよ。交換条件です。」
「殺してやる。殺してやる。殺してやる。」
「そっちから話してきて聞く耳持たないとは…はぁ〜どうやらコチラもただの獣だったという事ですね。」
まぁ説明する気なんて毛頭ありませんでしたけど…理屈はとても安易なものかの体であるガヴリエルは武器や防具をせいせいする力を持っている。それすなわち相手を撹乱させるものやそれに対抗するものまでもが作れる。私が作ったのはスキル的な物を複製させ魔法と同じ様にそれを上に放ち一時の間、光の塊が爆発する瞬間に周りの闇を打ち払い電気と同じ容量で魔法のエネルギーが切れるまでそれが眩く。
「まぁそのおかげで狙いがより定めやすくはなりましたけれど……さてどう対処するべきか…」
ヒュン!
シュタ!
「テメェこのままただで済まされると思うなよ。このままギッタギッタにしてやるからな。」
「まさに俗っぽいセリフですね。木から降りてどうにかできると思っているかもしれませんが…」
バシャン!
僅かな一瞬瞬きもする間もなくセラフィルの長い髪をよこから掠め取っていくピープル。
「………」
セラフィルは僅かにちぎり取られた髪を触り何かに気付いて観察する。
ふむ私の髪に上手くそのまま滑り込ませながら弾丸みたいなのを放ち数本の髪が枯れてしまいましたか…老化か何かの類いの技あるいは細胞劣化かその類いの何か…
すり抜けた何かの弾丸で触れた髪をセラフィルは素手から出現させたナイフで髪を切りもう端っこの髪を切り髪留めを手から更に出現させ短い髪のツインテールにしてたばめる。
「……コレならばもうその手の類の攻撃がきても劣化させるような事はできないはずです。」
「は!それがどうした。お前の髪等は単なるこけおどしだ。そんなので俺様が小娘に勝ったと思える程自惚れてねぇよ。」
「……見た感じと聞いた感じ私の推測が正しければあなた…相当な悪戯好きのピープルとお見受けします。それほど厄介な相手ではないですが、こうちらほらと疎な攻撃をされるも少し鬱陶しいという感情が芽生えてきますね。」
「きひひひ!だろうな。寧ろ俺はそれが大の好物なんだ。人間達や妖精から掠め取る恐怖それが何倍にも膨れ上がる程それは俺の餌になるんだ。小娘貴様だってそうだろう。何かを欲求があればそれを堪能して満足する。どの世界でも時代でも人や動物その他種族に対して持たざる欲求は何も変わらない。まぁ俺がその中でも劣悪な物限定にはなるがな。」
「あまりにも下衆い話しではありますね。それに不愉快でもあります。となれば他のピープルの方と比例すると……あなたはファー・ダリグですね。」
「いひひ何を今更……まぁその名でもいいが俺はこっちの名前が1番しっくりくるな。フィア・ディアグ……それが周りで唯一ビビってくれるという事で俺は気に入っている。まぁ名前等どうでもいいけどな。」
フィア・ディアグ ……千夜さんから話を裏で聞いた話し通り… レッドマン 赤いロングコートに赤い三角帽子、髪は灰色か真っ赤で、ひげも生やしている可能性がある。
その逸話通りそのまんまというわけですか…
「はぁ〜この世界はいったいどうなっているのか…別世界でよ史実通りの話でこうやって周りを混乱させるとは…どうやらこの世界の7魔神は頭が沸いてるらしいですね。」
「ごちゃごちゃうるせんだよ!テメェはもうここで終わりだ!テメェの身体をめちゃくちゃにしておもちゃにしてやるよ。俺専用のおもちゃだ。その綺麗な身体をズタボロにしてどういう風に楽しめるのか…ワクワクで止まんねぇよマジで!」
「はあ?」
あまりにも卑猥な発言そして醜い醜態の発言…それに嫌気を刺したセラフィルはフィア・ディアグに怒りのはあ?をぶつける。
「悪いが恨むなら俺に喧嘩をうったことを恨むんだな。テメェは唯一ピープルの中で1番強い俺様に会ってしまったんだ。貴様に逃げ道は………あ?」
フィア・ディアグはさっきの俊足攻撃を仕掛けようとしたのか一歩前へ進もうとすると足が地面にハマってしまっているのに気付きどう言う事なのかと疑問に思う。
な、なぜだ。何故沼が出現して……いやそれだけじゃないかためられている。それも何も感じずにそのまま沼にハマった瞬間そこが固まった?どういう事だコレは…
「な、な……なんだコレは!!!?」
「はぁ〜恐ろしく怖いと聞いていたのに…そんなトラップ如きでまんまと引っかかるなんてやはり人間の逸話はただの戯言でしかありませんでしたね。」
「な、何のはなしだ!」
「はぁ〜あなた私の事を影から見張っていたんですよね?なら何でこんな小賢しいやり方に気付けなかったのですか?コレはあなたがやった事の一部を再現しただけの事です。」
「だからいったい何の!」
「マッドハウストでしたっけ?今あなたがその地面に埋もれている技名は…」
「な、何故それを…俺は一言もそんな事…」
「ああそういうの要らないんで大丈夫です。というかもうその反応だけで十分理解しました。」
「な、何を言って…」
スパーン!
「え?」
ストン!
コロコロコロコロ…
「………は?」
「お気付きですか?というより顔と体が離れているのにまだ正気があるという事はやはりピープルという存在はちゃんと意識が継続できるんですね。普通なら死んでると思うんですけど…」
シュ!
シュパン!
顔と胴体が離れたという単語を聞いたフィア・ディアグ…自分はそれがどういう事なのかと目線で自分の胴体がある方へ視線を向ける。
「あ……」
セラフィルが言った通り首を斬られ顔と胴体が離れ離れになり一瞬にしてその事を理解しフィア・ディアグは…
「ああああああああああああああああ!!!!!」




