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違う世界にきたのはいいが規制がかかって自由に技が使えない!  作者: Fantome
16章 第6世界 精霊の桃源郷 OCEANUS Nymph
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ウォーターボーダーへ行く手掛かり

ゴゴゴゴ!!


や、やばいコレは完全にフレイのやつガチのキレだ。


「いやいや待て待てサフレットさんはともかくこの3人はまだ会って間もないんだよくよく考えたら3人に弁明を求めたのが駄目だったんだ。」


「むむそれって酷くないかな?私ちゃんと一夜君の事端から端まで見てたつもりなのに何だか悲しいな〜。」


「あからさまな棒読みはやめてくれませんかね。嘘がバレバレなんですけど。」


「私はちゃんと一夜さんの味方ですから問題ありませんよ。一夜さんの特殊な性癖があっても気にしませんし何よりコレからの事を考えたらそんな事当たり前ですもんね。」


「何が当たり前なのかは分からないがとても7魔神のなりすました人の発言ではない気がする。」


「じゃあ!ガヴが……」


「ガヴリエルは特に何も言わなくてもいい。何かややこしくなるから。」


「何で!」


「ではここにいる人達は誰もあなたの事を庇ってはくれないという感じなのですね。それならばここであなたを消したとしても誰も文句は言わないと言う事ですね。」


「いやだから落ち着けって!てか俺をここで殺したらウリエルの頼みが台無しになるぞそれでいいのか?」


「………確かに元々私はアナタ達をここに連れて来る様に頼まれていました。今ここでアナタを殺してしまえば本末転倒。命拾いしましたね一夜さん。」


「は、はは、ははは……はぁ〜〜」


本当に命拾いした。こんな所で殺されてたまるかって、てかこの3人当初の目的を俺なしでとか全く考えてくれてないな。というより俺ならなんとでもなるような思考が言わなくても十分に伝わる。なんて末さおそろしい奴等なんだ。


「残念だったわね一夜君。私も流石に女の子の味方だから勝手に女の子のお胸に触るなんて良くないと思うのよ。だから少しフレイちゃんにお灸を添えてもらった方がよかったのにね。」


なぜだろう顔は笑顔なのに何処となく恐ろしい気迫みたいなのを感じる。ワザとじゃないのにここまでおしてくるか普通?


「私だってフレイちゃんのおっぱい触りたかったのに!」


「そこかよ!」


妙な怖い気迫はどうやらフレイに対しての嫉妬だったらしく物凄く残念がる。いや俺からしてみればそっちがかなりの変態者だと思うぞ葵さん。


「まぁ一夜さんの変態云々に関しては後程ゆっくりした時間にお話しするとして。」


いや何だその俺に関する赤裸々タイムの時間は?いや絶対に話し合わないからなその妙な辱めの拷問問時間なんて。


「フレイさんここは安全区域な場所なんですか?安全区域の場所だとラファエル様の場所までどれぐらいかかりますか?」


「ここは6番区域です。普通の精霊達が過ごせる安全区域なはずです。ここからだと3番区域から少し遠くになってしまいますが上へ上がるウォーターボーダーに乗っていけば問題はないでしょう。」


「3番区域から遠くなるといいますと、まさか俺達相当時間がかかってしまうんじゃ?いやそのウォーターボーダーっていうのがまさか早く辿り着ける為の乗り物か何かって事なんですか?」


「乗り物というよりは神殿へ向かう為のちょっとした滑り台といえばいいんでしょうかね。でもそれを乗るにはここから海の上に出た場所のウォーターボーダーのゲートから入らなければなりません。」


「そこへ行くまでには厄介な事でもあるのですか?」


「まぁそうですね。ここが安全な区域の代わりに上の方は相当厄介です。ウォーターボーダーはゲートを作る為の空間物質を作る必要があるのです。なのでここの上は空気はなくほとんど宇宙の様な空間になっています。ここから見ればこの上は青空に輝いていますがアレはただの見掛け倒し危ない虚空なんです。」


「虚空って上は何も無いって事になるのか?つまり無の極地だって話になるがちょっとぐらいなら平気じゃないのか?」


「一夜君どうしてここのアザリス様の領域が色々な区域に分かれているのか理解できますか?」


「いや単なる区域分けだとしか理解できていないが…」


「いいえアザリス様は他の精霊の方でも唯一虚数空間を作り出せる方なんです。普段は癒しという大精霊様なんですがあらゆる物あらゆる次元までもを自在に自分の物にできるお方。アザリス様はこの分かれた区域でご自身のコントロールが効かなくなる可能性があるためこういった分け方をされているんです。」


「どういう事だ?」


「簡単に言えば上の天候の兆しや空間を出現させているのはアザリス様の自由気ままで起こっていると言う事つまりいつ自分が死んでもおかしくないと言っているんですこの上は。」


「じゃあそれって安全にいけるわけじゃないよね?なのにフレイお姉ちゃんはどうして主様にこのルートを選んだの?」


「それは理由があるんですセラフィル様。実は上に上がる為のキューブがこの区域内に存在します。それを私はある場所にあると確信しているのでセラフィル様達をいえ演算システムがこのように切り替わる事を分かった上で予想通りの結果になったわけです。まぁあそこで事件が起こるなんて事は予想だにしなかったのは私の確認不足でした。」


まぁあんなの誰も予想できないからな。でもあんな場所二度とごめんだな。あんな怪物達がうようよしている様な所にもう近付く事はないから安心だとは思うけどまた行くことになるとゾッとする。


「ではその場所にまで案内して私達をそのゲートにまで行けたらそこでアナタの任務は終わりですか?」


「いえ案内は神殿の所までそこで私の任務は終了となります。今回は私の不始末なのでそこまでは付き合いますよ。それぐらいの事ならウリエル様も許してくださるでしょう。」


なんだかんだでフレイって世話好きだよな。本当ならここで俺達を置いていってもいいのにわざわざ最後まで付き合ってくれるなんて。


「あ、今私の事世話好きの厄介者だって思いましたね。それは大きな間違いですよ一夜君。大きな目的の前にあなた達に死んでもらっては困るからそこまで付き合っているんです。でなければこんな大役降りていますよ。」


そういいながら俺達と一緒にフレイが確信としているキューブのありかまで同行する事となり先へと進む。


………6番区域・水の住家街


「貝殻の家みたいなのが沢山ありますね。ここがラファエルさんの領域で精霊が住われているという住居ですか?」


「らしいですね。見た感じそこまで大きな家が多くはありませんが精霊達が住んでいる雰囲気が漂っているみたいです。しかし……」


周りを見渡すとそこには俺達の事を怯えながら様子を伺う精霊達がチラホラおり何やら距離を置いてる。


「何でこんなに俺達の事を怯えているんだ?寧ろ珍しがられるんだと思うんだが、人間がいるのにそこまで怯えるのがわからん。」


「人間に怯えているというより私達がここにいるという理屈をどうやら理解できていないようにも見えます。いえそうではありませんね何で平然とこの区域を歩いているんだとそういう視線をも捉えられますね。」


「ん?それってつまり俺達はおかしな人間だっていいたいのか?ただ居住区を歩いてるだけだぞ。そこに何かしら疑問の余地なんて………いや待てもしかしてここも?」


「その通りだと思います。私も些かあり得ないと思っていましたがここの門を潜る時に僅かな違和感を覚えました。ここもどうやらギリギリ危険区域内に入ってるらしいですね。何が危険なのかは定かではありませんが未知な海洋生物がここにおられるという事はまず無いのと急いでここを抜けるのが吉です。もう厄介事に絡まれるのはごめんですからね。」


フレイはそういいながら早くこの区域を抜けようと少し速泳ぎしながら抜けようとする。


「痛!」


しかしその道を遮るかの如く近くの場所で小さな精霊がこけるのを目撃する。


「うっうっ……」


「………」


「一夜君無視していきますよ。私達ではここの精霊達をとやかくできる立場ではありません。関わるだけで不幸が訪れる可能性だってあるんです。私達は私達の目的を成すがままに行動するだけです。」


「いや俺じゃなくてアイツが…」


「え?」


一夜が立ち止まっているのに気付いたフレイがこけた精霊の子どもに気を引いてるのを注意したが何故か一夜の反応が違うぞという様な反応をされて疑問にフレイはその疑問の方向の先へ目をやると。


「大丈夫君?痛くない?」


「え?同じ精霊?」


「うん!ガヴはこう見えて大精霊なんだよ!」


「え、だって大精霊様は今眠ってるはずだよ。ここに大精霊様がいるなんて……」


「違うよ!ガヴは違う大精霊なの。」


「違う大精霊?」


「そう!ガヴはね失楽園の天使様なんだ!」


ガヴリエルはもう友達になったかの様に自分の事を赤裸々に発言し自分もラファエルと同じ天使だとこけた小さな精霊の子に高らかに自慢する。


「アイツ困ってる子を直ぐに助けにいく習性があるみたいだから俺よりもあっちを先に注目するべきだったな。」


「何でそんなににこやかに笑ってるんですか?やっぱり変態なんですかそうなんですか?ああもう!ウリエル様がやたらとセラフィル様に注意するように言われたのはこういう事だったんすね。もう!」


フレイが尊敬する精霊に対してイラつくのを眺めていた俺はやっぱり事が上手くいかない事が起きると上の精霊とか関係なくムカムカする事があるんだなと実感する。


「へ〜それじゃあやっぱりあの大きな派手な音はそっちのせいだったんだ。道理で人間何かとつるんでるわけだ。」


「え?」


「!?そこから離れてくださいセラフィル様!」


シュン!


鋭い水中刃がガヴリエルの方へ向かって切り刻もうと範囲を狭まんでくる。


「チッ交わされたか。」


「何でガヴの事を攻撃してきたの!というより君精霊じゃないね。」


「ご明察僕は精霊でも何でもない生き物。と言っても違う区域から来た精霊には分からないか。」


「もしかして偽装した精霊に化けた海洋生物ですか。それも知能を持った海洋生物。……何でこの場所に…」


「あれれ?何で分かっちゃったのかな?」


精霊に変化した知能を持った海洋生物はみるみると体をスライム状に変わり出し元の姿へと変えていく。

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